GCMS-TQ™ RX シリーズ
- GCMS-TQ8040 RXのMMIは、SPLモードにおいて通常のSPL注入口と同等の分析性能を発揮します。 - MMIの高速昇温・冷却により、注入口メンテナンス時の待ち時間を削減し、残留農薬分析の効率を向上させます。 - Peakintelligence for GCMSのAI波形処理により、パラメータの設定をすることなく高精度な解析を実現します。
食品中の残留農薬一斉分析において、GC-MS/MSは不可欠なツールですが、多検体処理における生産性向上は常に課題となっています。特に、近年はQuEChERS法などの簡便な前処理法が普及したこともあり、マトリックス成分による注入口の汚れは避けられず、頻繁なライナー交換などのメンテナンスが必要です。しかし、注入口メンテナンスには、注入口温度の冷却とメンテナンス後の温度安定化に時間を要し、これが装置のダウンタイムのボトルネックのひとつになります。 マルチモード注入ユニット(MMI)は、高速昇温・冷却により注入口メンテナンス時の待ち時間を短縮できるため、残留農薬分析における運用効率の向上に有効です。一方で、MMIユニットを通常のスプリット/スプリットレス(SPL)注入口の代替として使用する場合、温度安定性や分析性能、既存メソッドとのデータ互換性が課題となります。 島津製作所のMMIは、独自の断熱技術により、高い温度安定性と高速昇温・冷却を両立しました。通常のSPL注入口と高いデータ互換性を維持しながら、インサート交換などの注入口メンテナンスの待ち時間を大幅に削減します。 本アプリケーションニュースでは、MMIを搭載したトリプル四重極型GC-MS/MS「GCMS-TQ8040 RX」を用い、SPLモードにて性質の異なる4種類の食品マトリックス(ホウレンソウ、オレンジ、アボカド、ショウガ)を対象とした多成分一斉分析例を紹介します。
2026.07.08
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。