ICP-MSを用いたバイオエタノール中の微量元素の分析

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ユーザーベネフィット

- バイオエタノール試料を、ICP-MSに直接導入して分析することができます。 - バイオエタノール中の微量元素を高感度に正確に分析できます。

はじめに

カーボンニュートラルの実現に向けて、化石燃料に代わるエネルギー源の一つとして、バイオエタノールの活用が期待されています。バイオエタノールは主にトウモロコシやサトウキビ等を原料として製造される第一世代バイオエタノールが利用されてきましたが、食糧との競合を避けるため、セルロース系等の非食用原料から製造する第二世代バイオエタノールの研究開発も進められています。例えば、日本では、トヨタ自動車など7社で次世代グリーンCO2燃料技術研究組合(raBit)を構成し、次世代バイオエタノールの技術研究を進めています。当社も賛助会員として参画し、分析技術協力により研究開発を推進しています。 バイオエタノールをガソリンに混合した燃料はE5(バイオエタノールを最大5%混合)、E10(最大10%混合)等と呼ばれ、自動車燃料として利用することで、環境負荷を軽減することができます。一方でガソリンに混合し、燃料利用するエタノールは、ASTM D4806-21やEN 15376等で銅などの微量元素の濃度を管理することが求められています。これらの分析には、ICP-AESを用いることが一般的ですが、極微量レベルの不純物を分析する必要がある場合、より高感度なICP-MSを用いた分析が適しています。 本アプリケーションでは、ICPMS-2050を用いて、第一世代、第二世代バイオエタノール中の微量元素の分析を行いました。また、添加回収試験を行い、分析値の妥当性を確認しました。

2026.03.18

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