Brevis™ GC-2050
JIS K2190に対応したバイオエタノール中有機不純物の定量
ユーザーベネフィット
- JIS K2190に対応した燃料用エタノール中のメタノールと有機不純物の定量を行うことができます。 - GC分析では、注入口分岐によって2種類の異なるカラムでの分析を同時に行うことができます。 - GC/MS分析では、共溶出した化合物をマススペクトルで分離できるため、高い同定精度で分析できます。
はじめに
カーボンニュートラル達成に向け、サトウキビやトウモロコシなどを原料とするバイオエタノールの実用化が進んでいます。しかし、食料との競合を避けるため、非可食由来である次世代バイオエタノールへの転換が世界的に急務となっています。日本でも、自動車メーカーや燃料製造に関わるリーディングカンパニー7社で「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合」(raBit)を構成し、次世代バイオエタノールの技術研究を進めています。raBitではカーボンニュートラル社会の実現のため、効率的に自動車用バイオエタノール燃料を製造する技術研究を行っています。当社も賛助会員として参画し、分析技術協力により研究開発を推進しています。 バイオエタノールの製造過程における不純物や製品エタノールの純度はバイオエタノールの品質に影響を与えるため、その管理が重要です。ASTM D4806では自動車の燃料として用いられる変性エタノールについて規定しています。また、国内ではJIS K2190が自動車用ガソリンの燃料として、もしくは自動車用ガソリンの燃料として用いられるエチルターシャリーブチルエーテル(ETBE)の原料として用いられるエタノールについて規定しています。 本アプリケーションニュースではガスクロマトグラフBrevis GC-2050によるJIS K2190に対応したバイオエタノール中の有機不純物分析を行いました。この規格は、液相の異なる2種類のカラムを使用するため、1サンプルにつき、2回の分析を行う必要があります。しかし、注入口分岐を用いることで、1回の分析で2種類のカラムの分析結果を得ることができます。これにより、バイオエタノールの効率的な品質管理が可能です。また、GC/MSによるシングルカラムを用いたシンプルな装置構成での分析結果についてもご紹介いたします。
2026.03.18
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