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ユーザーベネフィット

- テキスタイル中のPFASに対して、LCMSとGCMSを組み合わせることで基準値レベル以下まで分析できます。 - EU POPsの基準値(25 ppb)以下の添加回収試験において、回収率は全成分で70~130 %以内と良好な結果を示しました。 - LabSolutionsを用いることで、GCMSとLCMSを一元管理し、効率的に分析・解析できます。

はじめに

有機フッ素化合物(PFAS)は、その耐熱性や撥水性などの特性から、多様な用途で利用されています。しかし、PFASは極めて安定で分解されにくく、環境中に蓄積しやすいため人体への影響が懸念されています。環境や体内のPFASの蓄積を防ぐにはその発生源を断つことが重要です。そのため各国では、PFASの製造、流通、および製品への使用を制限するための立法が進められています。例えば、欧州POPs規則ではPFOA、PFOS、PFHxSなどの一部PFASに関して物質、混合物、成型品中の許容値が0.025mg/kg(25 ppb)と設定されています。欧州規格 EN 17681は、テキスタイル中のPFAS分析に関する標準試験法を定めたもので、対象成分や分析手法に応じて2つのパートに分かれています。EN 17681-1はイオン性PFASを対象にLC/MS/MSを用いた分析法を、EN 17681-2は半揮発性および揮発性の中性PFASを対象にGC/MS(/MS)を用いた分析法を規定しています。特にEN 17681-1は2025年の改定により前処理方法が変更されたことで、これまでよりも効率的なPFASの抽出ができるようになりました。 本アプリケーションニュースでは、これらの規格を参照し、対象成分に対してLC/MS/MSとGC/MS/MSの両方を活用した包括的な分析手法をご紹介します。

2026.02.18