GC-MS/MSを用いた産地が異なる 同一品種米の代謝物差異解析

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ユーザーベネフィット

- eMSTAT Solutionは直感的な操作でクロマトグラムデータの多変量解析が可能です。 - 多変量解析によりサンプル間の差異およびサンプルに特徴的な化合物を探索することができます。 - 502成分を対象とした代謝物一斉分析から多変量解析までを簡単かつ効率的に行うことができます。

はじめに

メタボロミクスとは生体内に含まれる代謝物を網羅的に解析する研究手法です。医学から食品に至る様々な分野で活用されています。食品の品質は多くの成分が複合的に関与しているため、代謝物を包括的に分析することで、食品の開発や製造プロセスの改善に役立てられています。米は糖、アミノ酸、脂肪酸などの代謝物を含んでおり、近年、味わいを重視した米の品種改良が行われています。 本稿では502化合物を対象とした産地が異なる同一品種米中の代謝物一斉分析から多変量解析を行った結果についてご紹介します。測定はGCMS-TQ8040 NXとSmart Metabolites Database Ver.2、データ処理は多検体定量支援ソフトウェアLabSolutions Insight、多変量解析はeMSTAT Solutionを使用しました。前処理からデータ解析までのワークフローを示します。

2025.07.16