Nexera™シリーズ
オートサンプラーの自動希釈機能を用いた簡単操作による検量線作成の省力化(2)
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ユーザーベネフィット
- 手動での希釈調製の手間および有機溶媒の消費量を削減できます。 - 同一のメソッドファイルを使用し、バッチテーブルで任意の希釈倍率を指定するだけの簡単な設定で、試料を自動希釈調製し、検量線を作成できます。 - 希釈倍率に依らずメソッドファイルが1つなので、 HPLC条件を変更した際も設定や管理が容易です。
はじめに
HPLCによる定量を行う際、標準液や試料溶液の希釈調製はピペットなどを用いて手動で行われますが、このような作業には労力と時間がかかります。近年、業務の効率化や生産性の向上を図るため、省力化を目的とした自動化が望まれています。また、有機溶媒が希釈液の場合、メスフラスコを用いた検量線用標準液の調製に大量の溶媒を消費しますが、HPLC分析に必要な試料量は数十µL以下と小容量です。 Nexeraシリーズのオートサンプラーに搭載されている自動希釈機能を用いることで任意倍率の希釈試料を自動調製し、そのまま分析カラムへ導入することが可能です。アプリケーションニュースNo. 01-00717-JPでは、超純水を希釈液とした検量線作成法についてご紹介しました。ここでは、有機溶媒を希釈液とした分析例についてご紹介します。
2024.09.24