シングル四重極質量分析計によるウイスキー中の芳香族カルボン酸関連物資一斉分析

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ユーザーベネフィット

- シングル四重極質量分析計LCMS-2050を用いて、高感度にバニリンなどのウイスキーの香り成分を一斉分析可能です。 - 希釈とろ過だけの簡単な前処理で分析可能です。

はじめに

近年、ウィスキーの市場が拡大しつつあります。ウイスキーの魅力の1つは、蒸留された後に樽詰され、そこで熟成されることによる芳醇な香りや味わいにあると言われます。本報では、その一部の成分をシングル四重極質量分析計LCMS-2050を用いて分析した例を紹介します。LCMS-2050のイオン化には、加熱型ESIとAPCIの性質を併せ持つDUIS™を使用しました。低極性~高極性の化合物を1つのイオン源で測定可能となり、ユーザーはイオン化法を意識することなく測定することができます。

2024.03.20

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