Nexera FVを用いた合成反応のオンラインモニタリング

ダウンロード

ユーザーベネフィット

- 合成反応のオンラインモニタリングが可能です。 - 専用ソフトウエアにより、設定したサンプリング間隔に応じて自動でサンプリング可能です。 - 自動前処理機能により、サンプリングから希釈までの作業を自動で実施できます。

はじめに

医薬品やファインケミカル業界では、従来主流であったバッチ生産の手法から、原薬から製剤までの一貫した連続生産へ切り替える動きが広がりつつあります。連続生産に期待される効果として環境負荷の低減、効率化(省力/省人化)、品質および安全性の向上が挙げられます。医薬品に関する国際ガイドラインを議論する医薬品規制調和国際会議(ICH)から、2022年に医薬品連続生産のガイドラインICH Q13が発行されたことも後押しになり、国内外で連続生産の検討が活発に進められています。上記に伴い、各工程にお ける品質 管理など を目 的とした プロセ ス解析工 学 (Process Analytical Technology: PAT)の需要が高まっています。 Nexera FVはオートサンプラーにフローバイアルを搭載した、フロー合成におけるオンライン分析に対応するHPLCシステムです。フローバイアルと外付けのシリンジユニットを用いることで、合成フラスコからのサンプリング、HPLC分析、レポート出力までの工程を自動で実施可能です。 今回はカルボン酸のエステル化反応をモデルケースとし、Nexera FVを用いたオンラインモニタリングを行った事例を紹介します。

2024.02.06

関連製品