四重極飛行時間型質量分析計を用いた食酢中代謝物のノンターゲット解析

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ユーザーベネフィット

- 四重極飛行時間型LC-MSであるLCMS-9030でノンターゲット解析することで、食品に含まれる呈味成分や機能性成分の種類や含量の違いを明らかにできます。 - LCMS-9030で得られる高い質量精度のMS/MSデータは、データベース検索における高い確度の化合物同定に有用です。

はじめに

食酢は糖を含む食材を原料として、アルコール発酵とそれに続く酢酸発酵を経て製造される液体調味料です。世界には原料や製造方法の異なる様々な種類の食酢が存在しています。食酢にはアミノ酸、糖、有機酸を含む多くの成分が含まれていることが知られています。これらの成分は食酢の風味を決定するだけでなく、生体調節機能にも関わっています。未知成分を含めて網羅的に代謝物を解析する手法であるノンターゲットメタボロミクスは、食品に含まれる呈味成分や機能性成分の種類や含量の違いを明らかにすることができます。 本アプリケーションニュースでは、四重極飛行時間(QTOF)型LC-MSであるLCMS-9030と、メタボロミクス・リピドミクス解析プログラムであるMS-DIALを用いた食酢中代謝物のノンターゲット解析事例をご紹介します。

2024.01.24

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