試料室設置型赤外顕微鏡SurveyIRによる微小物の分析

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ユーザーベネフィット

- IRSpirit-Xの試料室内に試料室設置型赤外顕微鏡SurveyIRを設置することで、コンパクトなスペースで微小物分析を行えます。 - 100 μm程度の微小物を簡便に測定でき、また測定箇所の画像も保存することができます。 - FTIR本体の室温検出器を使用するため、液体窒素が使用できない環境でも測定が可能です。

はじめに

IRSpirit™-Xシリーズは、クラス最高のS/Nと分解能を兼ね揃えたコンパクトなFTIRです。本体サイズは390(W)×250(D)×210(H)mmと設置面積はA3サイズ以下で、間口の狭い場所でも設置できるように、2面からのアクセスを可能にしています。また、装置本体がコンパクトでありながら、試料室が大きく、液体セルやKBr錠剤といった透過測定用の付属品はもちろん、1回反射型ATR測定装置や拡散反射測定装置などの既存付属品や市販付属品をそのまま使用できます。さらに、IRSpirit-Xシリーズには、赤外検出器としてDLATGSを搭載したTXおよびZXモデルと、LiTaO3を搭載したLXモデルがありますが、DLATGS検出器は温度調節機能を備えており、測定環境の温度変化が測定結果に及ぼす影響を最小限に抑えることができます。 本稿では、IRSpirit-Xシリーズの中で最も高感度であるIRSpirit-TXと試料室設置型赤外顕微鏡SurveyIR(サーベイヤー)を組み合わせた、試料室設置型赤外顕微システムによる微小物の分析例をご紹介します。

2023.12.05

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