EDX-8100
EDXによる食品中のミネラル分の分析と有害元素のスクリーニング分析
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ユーザーベネフィット
- EDXは、そのままもしくは簡単な前処理で食品中のミネラルの分析ができます。 - 固体、液体、粉体など、さまざまな試料形態を非破壊で分析可能です。 - 真空もしくはヘリウム置換雰囲気下で分析することで、軽元素をより高感度に分析できます。
はじめに
フードロス削減は、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs) にも取り上げられているように、国際的な課題です。この課題解決に向け様々な取り組みが行われており、中にはこれまで捨てられていた食品端材の栄養価を評価し、再利用を目指す動きがあります。例えばキャベツの芯は通常廃棄対象として扱われ、飼料、堆肥などへの転用が行われていましたが、ミネラルを豊富に含むことから、健康食品、加工食品への活用が期待されています。 食品の成分分析には原子吸光光度計 (AA) や誘導結合プラズマ質量分析計 (ICP-MS) が広く用いられています。感度面で優れた分析法である一方、試料を硝酸や塩酸等の酸で溶解させるなどの化学的な前処理が必要であり、分析に高度な技術、ノウハウを要するといった課題があります。 一方でEDXはサンプルをそのまま、もしくは簡単な前処理で分析できることが特徴です。本アプリケーションニュースでは、フードロス対策、食の安全性評価に着目し、以下についてご紹介します。 1. キャベツ中のミネラルの評価 2. 有害元素のスクリーニング分析
2023.04.12