GCMS-TQ™8040 NX
Smart Aroma DatabaseTM のMRMデータ ベースを活用した香気成分の高感度分析
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ユーザーベネフィット
- MRMトランジション情報を含んだSmart Aroma Databaseを用いることで、簡便にMRM法による分析が出来ます。 - MRM法による測定では、スキャン法に比べて感度と選択性が向上します。 - 夾雑成分の影響で検出や定量が難しかった成分も、MRM法で改善する可能性があります。
はじめに
食品・飲料の香気は多くの成分の組み合わせで構成されています。香気の評価は、人による官能評価に加え、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)などの機器による成分分析を行うことが有用です。しかし、香気成分は微量でも香気に寄与する成分もあり、高感度な分析技術が求められています。 GC-MS(/MS)用香気分析データベースとして開発したSmart Aroma Database には、MRMトランジションの情報が含まれています。MRM法では、スキャン法と比べてより高感度・高選択的な分析を実現します。しかしMRM法を活用するためには、煩雑な条件検討が必要です。MRMトランジション情報を含んだSmart Aroma Database は、登録されている約500成分においてこの煩雑さを解決します。 本実験では、香気成分分析においてMRM法を活用するメリットを示すために、日本酒の香気に寄与する成分の絶対検量線法による精密定量を行いました。
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。