飲料中の香気成分分析における Smart Aroma DatabaseTMの有用性

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ユーザーベネフィット

- Smart Aroma Databaseの半定量機能を活用することで、おおよその定量値（半定量値）が自動で算出できます。 - 半定量値は検出された化合物の臭気閾値との比較や、検量線作成の目安として役立ちます。 - 感度補正用試料（2種）のみで半定量機能を活用可能です。検量線作成に必要な標準試料は不要です。

はじめに

香りは、食品や飲料のおいしさを決定づける重要な要素の１つです。食品や飲料の香りは非常に多くの化合物から構成されていますが、刺激的な香り、甘い香りなどの特徴的な香気への寄与度は化合物によって異なります。特徴的な香気に寄与する化合物を同定したり管理したりする上で、検出された化合物の濃度を知ることは非常に重要です。 Smart Aroma Database の特長の１つである「半定量機能」を使用すると、標準試料は用いずに検出された化合物のおおよその定量値（半定量値）を算出可能です。 本実験では、半定量機能の有用性を示すために、自動前処理装置 ATLAS-LEXT NHD を用いて溶媒抽出した日本酒を試料として、Smart Aroma Database を用いて半定量値と絶対検量線法による精密定量値の比較を行いました。

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