IRSpiritグローブボックスシステムによるリチウム2次電池用電解液の測定

ユーザーベネフィット

－ IRSpiritは無線制御が可能です。 － グローブボックス内にIRSpiritを設置し、不活性ガスでパージした環境下でサンプル測定を行うことができます。 － リチウム2次電池の電池構成要素などの嫌気性サンプルをFTIRにより分析できます。

はじめに

リチウム2次電池関連の電池構成要素が大気中の水蒸気や酸素の影響を受けると電池特性に大きな影響をもたらします。そこで、電池構成要素のハンドリングやキャラクタリゼーションは、水蒸気や酸素の影響を受けない雰囲気下で行うことが好ましいと考えられます。 コンパクトなFTIRであるIRSpiritは、グローブボックス内に設置することができ、低露点・低酸素濃度の高純度アルゴン雰囲気下での電池構成要素の評価を可能にします。 ここでは、リチウム2次電池に一般的に用いられている有機電解液の測定事例についてご紹介いたします。

2021.03.21