蛍光X線分析装置による歴史的資料(旧金属標本)の非破壊元素分析

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ユーザーベネフィット

- 貴重な資料を非破壊で、傷つけることなく分析できます。 - さまざまな形態の試料に含まれる元素を迅速に分析できます。 - ファンダメンタルパラメーター法(FP法)により、標準試料を用いずに定量分析できます。

はじめに

エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX)は、迅速かつ非破壊で分析対象物の組成を分析できます。非破壊分析とは、文字通り分析対象物を分解や破壊することなく、その性質を分析する分析技術で、食品、材料、医薬などのあらゆる分野にニーズがあります。中でも、貴重な資料を取り扱う、文化的・歴史的資料の研究では、蛍光X線による非破壊分析が用いられています。 ここでは、国際日本文化研究センター様にご提供いただいた明治初期の金属標本4点について、当時の科学レベルを確かめるべく、EDX-7000を用いた組成分析を行いました。分析対象である金属標本は表面の腐食が顕著でしたが、結果として主成分金属が判明し、その純度の高さがわかりました。

2021.03.17

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