Nexera™シリーズ
ポリ乳酸を主成分とする合成樹脂製容器の溶出試験による総乳酸の分析
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ユーザーベネフィット
- ポリ乳酸(PLA)を主成分とする合成樹脂製容器の溶出試験が可能です。 - 水系移動相で使用できる逆相カラムを使用することで安定した分析が可能です。
はじめに
一般に、生分解性プラスチックは、通常のプラスチックと同様の耐久性を持ち、使用後は自然界に存在する微生物の働きで最終的に二酸化炭素と水にまで完全に分解されるプラスチックと定義されています。中でも、PLAは植物由来のデンプンや糖を原料とするサステナブルな素材です。 食品衛生法では、食品や食品添加物が原料から摂取されるまでに直接接触する器具、容器包装について、「食品、添加物等の規格基準 第3 器具及び容器包装」にて、試験法や含量規格が設定されています。PLAを主成分とする合成樹脂では、使用対象食品に対応した浸出用液を用いて溶出した総乳酸を液体クロマトグラフィーで分析し、総乳酸の含量規格値は30 µg/mL以下と設定されています。 ここでは、PLAを主成分とするカップにおける総乳酸の測定例をご紹介します。
2022.02.05
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