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ユーザーベネフィット

- HPLCにおける分析条件の検討の大幅な省力化、効率化が図れます。 - 簡単な操作で煩雑な分析条件の変更を自動化することができます。 - マルチデータレポート機能を用いて、スカウティング結果を定量的に評価し、最適な条件の探索を容易にします。

はじめに

HPLCにおける分析メソッド開発をより効率的に実施するためには、はじめに保持や分離に影響の大きなパラメータであるカラム(固定相)や移動相の種類の絞り込みを行うメソッドスカウティングを実施することが非常に有効です。しかし、このメソッドスカウティングのプロセスでは、数多くの移動相(緩衝液pH、塩濃度、有機溶媒比率など)やカラム(ODS、C8、Phenylなど)の中から分析種に適したメソッドを見出すために実際に様々な条件で分析を行う必要があります。カラムの付け替えや移動相の調製・セットなど作業には多大な労力や時間、熟練度を必要とします。 ここでは、メソッドスカウティングのプロセスを自動化するために開発されたNexeraメソッドスカウティングシステムと専用ソフトウェア“Method Scouting Solution”について、低分子医薬品化合物に対する一斉分析条件の検討に適用した実施例を通して紹介します。

2021.03.07