食品中残留農薬向けメソッドパッケージの活用

はじめに

GC/MSを用いて新たな分析を始めるには，キャピラリーカラムを選択し最適な分析条件を決定する必要があります。分解性や吸着性のある成分を分析する場合は，インサートなどについても考慮しなくてはなりません。さらに，データの解析では分析対象化合物について化合物名，保持時間，定量イオン，確認イオンやマススペクトルなどの情報を登録した化合物テーブルを作成しなければなりません。 メソッドパッケージは，これらの煩雑で手間がかかる作業を低減するために，分析対象化合物に応じた最適なカラムや消耗品情報を提供するとともに，それに応じた分析条件および化合物情報が登録されたメソッドファイルを提供します。 本アプリケーションニュースでは，食品中残留農薬向けメソッドパッケージをご紹介します。

2008.04.22