SPME Arrow を用いたコーヒー香気成分の高感度分析

ダウンロード

はじめに

食品や飲料中の香気成分の分析には、定性能力の優れたガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)が使用されます。また、その試料導入にはサンプリングが簡便な SPME(固相マイクロ抽出法)や HS(ヘッドスペース)法が使用されることが多くなっています。しかし、こうした試料導入方法では、一部香気成分の分析において、感度が不足する問題が生じることがあります。 今回、多機能オートサンプラーAOC-6000 の新たな試料導入オプションとして、SPME Arrow 法が開発されました。SPME Arrow は、従来の SPME に比べ大容量の吸着剤が塗布されており、揮発性成分を高濃縮することができるため、これまで感度が不足していたアプリケーションへの適応が期待できます。 本アプリケーションニュースでは、SPME Arrow を用いて、コーヒー香気成分の分析を行いましたので、その結果を報告します。

2019.10.03

関連製品

一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。

関連分野