GCMS-TQ™8050 NX
粉ミルク中の3-MCPD、3-MCPDおよびグリシドール脂肪酸エステル類のSIM, MRM分析
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ユーザーベネフィット
- 一つのサンプルから、3-MCPD、3-MCPD脂肪酸エステル、グリシドール脂肪酸エステルの分析が可能です。 - MRMモードによって、夾雑の影響を受けにくく、より高選択な分析ができます。 - GCMS-TQ8050 NXの高い堅牢性によって、高感度のMRM分析を安定して行うことが出来ます。
はじめに
クロロプロパノール類(MCPDs)は、油脂などから、食品加工の段階で生成される可能性がある化合物です。 MCPDsと脂肪酸が結合したMCPD脂肪酸エステル類や、生体内で3-MCPDを生成するグリシドール脂肪酸エステル類が、油脂等に含まれていることも分かっています。 健康被害への懸念から、各国でMCPD脂肪酸エステル類及びグリシドール脂肪酸エステル類低減の努力は行われています。そして、乳幼児用調製乳等の3-MCPD脂肪酸エステル類について、欧州食品安全機関(EFSA)は2021年1月1日から2年以内により低い基準値の設定を検討することとしています。 今回、EFSAが分析手法に採用しているAOACのOfficialMethod 2018.121) を参考にして前処理を行い 、GCMSTQ8050 NXを用いた粉ミルク中の3-CPD、3-MCPD脂肪酸エステル類、グリシドール脂肪酸エステル類のSIM, MRM分析を行いました。
2021.11.28
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