GCMS-QP™2020 NX
直接試料導入化学イオン化システムを用いた薬物の簡易分析
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ユーザーベネフィット
- 直接試料導入法を用いれば、前処理することなく揮発性の低い化合物も分析可能になります。 - Smart EI/CIイオン源では、EIとPCI法をイオン源を交換することなく切り替えて分析できます。 - 高圧可燃性ガスボンベの設置が困難である場合、SMCIが代替法として有用です。
はじめに
新しい薬物の合成とその供給には、迅速な定性分析技術が必要になります 。GC-MS への直接試料導入 (directsample injection; DI)法は、前処理を行うことなく、迅速な定性分析を可能にします。通常のGC-MSでは複数の前処理ステップが必要な誘導体化を行わなければいけない非揮発性、極性、高分子化合物でもDI法では分析が可能です。 本アプリケーションでは、DI法と化学イオン化を実現する2つのシステム、Smart EI/CIイオン源(Smart IS)と溶媒媒介化学イオン化(solvent mediated chemical ionization;SMCI)ユニットをそれぞれ組み合わせて薬物を測定しました。それぞれで得られるマススペクトルを比較、評価しました。
2021.09.06
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