GCMS-TQ™8050 NX
一次代謝物分析と共通の前処理方法による血中エイコサノイド類の分析
ダウンロード
ユーザーベネフィット
- 今回の前処理溶液を、一次代謝物の分析にそのまま使用することが出来ます。 - トロンボキサンのようなLC-MSでのクロマト分析が難しい化合物でも、良好なピーク形状で感度良く分析できます。 - 10 ng/mL程度の極微量濃度でも分析可能です。
はじめに
脂質メディエーターの一種であるエイコサノイド類は、炎症や血液凝固といった生理活性を示す生理活性物質として知られています。生体内では、外傷やストレスなどの刺激に応じて、アラキドン酸から生合成されます。エイコサノイド類の解析は、一次代謝成分と並んで、生理機能の解明やバイオマーカー探索に重要な化合物とされています。 今回、メトキシム-トリメチルシリル(TMS)化による誘導体化を行い、GCMS-TQ8050 NXを用いて7種類のエイコサノイド類、Prostaglandin E2(PGE2)、11β-ProstaglandinE2(11β-PGE2)、8-iso-Prostaglandin E2 (8-so-PGE2)、6-keto- Prostaglandin F1α (6-keto-PGF1α)、Prostaglandin F2α ( PGF2α ) 、 Prostaglandin D2 ( PGD2 ) 、Thromboxane B2 (TXB2)を定量しました。
2021.12.13
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。