NexisTM SCD-2030を用いたビール中の硫化水素の定量分析

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ユーザーベネフィット

- 最新の化学発光硫黄検出器(SCD)が硫黄成分の高感度分析を可能にします。 - ビール中の硫化水素をモニタすることで、より精度の良い製品管理を実現します。 - ヘッドスペースサンプラを用いることで、実試料を処理すること無く分析できます。

はじめに

ビールは、その酵母の発酵過程において様々な揮発性硫黄化合物が生成されます。特に硫化水素はビールの風味に影響を与えるものの一つであり、製品によっては可能な限り除去したいオフフレーバーの一つです。ビール中の硫化水素を定量することは、その品質や製造過程を管理する上で重要な要素となります。 化学発光硫黄検出器 (Sulfur Chemiluminescence Detector; SCD)は、硫黄化合物を選択的に高感度で検出できるものです。ヘッドスペース(HS)法と組み合わせることで、飲料中の揮発性硫黄化合物の分析を可能にします。本稿では、SCDとHSを使用して、市販のビール製品中に含まれる硫化水素を測定・定量しました。

2020.09.29

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