12/16 海外有害物質規制 Webinar

-最新規制動向と各種分析手法のご紹介-

  • Webinar

本セミナーでは欧州RoHS指令・米国TSCA規制の規制動向について講演させていただきます。またフタル酸エステルのスクリーニング法であるPY-GC/MS法に準拠した「PY-Screener」の最新機能及び米国TSCA規制の該当物質であるPIP(3:1)の分析事例や,フタル酸エステル類以外の制限物質の『蛍光X線を用いたスクリーニング』についても講演させていただきます。

主催:株式会社島津製作所

◆日  時 2021年12月16日(木) 14:00~16:00頃
◆形  式 Zoom(無料)
◆お申込み お申込み受付を終了しました。

プログラム

時間 セミナー内容
14:00 - 14:05 開会
14:05 - 14:35 海外有害物質規制の動向について ~改正RoHS・米国TSCA~
14:35 - 15:05 蛍光X線分析装置を用いたスクリーニング分析手法のご紹介
15:05 - 15:35 ガスクロマトグラフ質量分析計を用いたスクリーニング分析手法のご紹介
15:35 - 16:00 質疑応答
16:00 閉会

※プログラムの時間や内容は変更となる可能性があります。

海外有害物質規制

欧州RoHS/ELV指令とは?

欧州連合(EU)において,2000年以降に順次発効されたELV指令,RoHS指令により,自動車・電機電子機器の部品・材料にPb,Hg,Cd,Cr6+,2種類の臭素系難燃剤(RoHS指令のみ),4種類のフタル酸エステル類(RoHS指令のみ)が規制対象となり,非含有のためのEU適合宣言の作成が義務化されております。自動車・電気電子機器とも部品点数が多大で,様々な材料・物質を使用していることから,サプライチェーン全体にわたって有害物質の非含有を管理することが製造者の責任になっています。

 

米国有害物質規制法(TSCA)とは?

米国環境保護庁は2021年に有害物質規制法(TSCA)の第6条(h)項に基づき,難分解性・生物蓄積性・有毒性を有する化学物質(PBT物質)5種を新たに規制対象に指定しました。リン酸化合物である フェノール,イソプロピルリン酸(3:1)(以下PIP(3:1))(CAS登録番号:68937-41-7)も本規制対象の化学物質の一つです。難燃性・可塑性などを付与する目的でプラスチックの添加剤として用いられていますが,米国へ製品を輸出する場合,PIP(3:1)が含有されていないことを確認する必要があります。

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本セミナーに関するお問い合わせ

島津製作所 分析計測事業部 Webinar事務局
E-mail : event-h@group.shimadzu.co.jp