島津TOC計の歴史
全有機体炭素計(TOC)
島津製作所のTOC計は水道水管理、飲料水管理、製薬業界などで使用される純水管理、環境水測定、排水管理など、実験室での品質管理用途から河川・海などへ排出される工場排水の水質汚濁監視向けのオンライン測定用途など様々な分野でご愛用いただいています。
島津製作所のTOC計開発は、1965年に西ドイツのハルトマン・ブラウン社と技術提携し、1967年に通産省工業技術院名古屋工業試験所様からTOC計開発のご依頼をいただいたところから始まります。
1972年に発売した、水質汚濁防止法で定められた公共用水域の水質汚濁常時監視のためのTOC連続自動計測機TOC-100、および実験室用TOC計TOC-10が島津製作所の初めてのTOC計製品です。
1983年には世界に先駆けて680℃燃焼触媒酸化方式を採用したTOC-500を開発。燃焼管・触媒の寿命を大幅に延ばしメンテナンス性を向上させました。
1989年発売のTOC-5000には自動試料注入機構を採用し、測定範囲を従来のppmオーダからppbオーダに拡大し純水分野までTOC測定の適応を拡大させ、島津のTOC計はグローバルなトップブランドの地位を確立しました。
2000年に発売したTOC-Vでは固体試料や揮発性有機体炭素(POC)、全窒素(TN)の測定機能を追加することでTOC計の活躍の場を拡げ、2011年に発売したTOC-Lは現在も最前線で活躍しつづけています。
TOC計の用途は、初期には環境水や産業排水などの水質保全が主な用途でしたが、その後のTOC計の性能向上に合わせて用途が拡大し、純水や超純水の管理・水道水の水質基準・医薬品製造管理/評価・カーボンニュートラル等の研究用途など、人や地球に関わる重要な分野で活躍しています。
TOC計一号機の開発開始
TOC-10発売
TOC-10A

TOC-10B

TOC-500
680℃(低温)での触媒燃焼方式を確立。TC-IC直列流路など、以後の燃焼式TOC計の基礎となる。

TOC-5000
シリンジポンプによる自動送液機構を採用。単体での完全自動測定を実現。

TOC-5000A
世界的なベストセラー。PCによる制御も可能となる。

TOC-V
高感度多機能化、全窒素(TN)測定ユニット。湿式モデルを初めてラインアップ。

TOC-L
最新モデル。ユーザビリティの向上。島津ラボTOC計の集大成。
