ユーザーズボイス
Shim-vialの使用シーン
食品の安全
食品中の残留農薬の分析では、塩基性化合物や疎水性の高い化合物などガラスやポリプロピレンバイアルに容易に吸着する分析対象物に遭遇することが良くあります。このような場合に、Shim-vialは低吸着性能を発揮し、信頼性の高い分析結果を提供します。
食品分析に携わるユーザーにお話を伺うと、バイアルへの吸着を抑制したいとの要望があり、低吸着のShim-vialに魅力を感じて採用いただきました。
具体的な例として、Shim-vialの使用により、これまではピークが検出できていなかった化合物が検出できるようになったという事例や、サンプルの再分析においても、Shim-vialに分注したサンプルは他のバイアルと比較して回収率が安定していた事例をお聞かせいただきました。
また、バイアルに添付した成績証明書は分析における安心感があり選定のポイントになったというご意見もいただいています。
PFAS
水試料中の分析対象化合物を分析する場合、食品や生体試料のような共存する夾雑物がないため、バイアルへの顕著な吸着に直面するケースがあります。また、なるべくサンプルを水試料の状態で直接分析したいとの要望も寄せられています。このような背景から、特に水試料中のPFAS分析で、低吸着のShim-vial H Glassが注目されてきています。
Shim-vial を用いてPFASの分析に携わったお客様からは、吸着の影響が少ない結果として、定量精度及び低濃度における直線性が良好であったとのメリットを挙げていただきました。また、PFASの分析に影響を及ぼさないPTFEフリーのセプタムのラインアップにも魅力を感じていただいています。
医薬品業界
サンプルが特に高価で貴重な場合、試料調製後の安定性確保はコスト面及び作業の効率面でも重要になります。
ある医薬品業界のお客様では、高価な試薬を使用することが多く、しかも調製後の試料を長期間にわたり冷蔵保存して使用しています。この際、保存中の安定性確保は不可欠であり、特に吸着への配慮の面から、Shim-vialで試薬を保存いただいています。Shim-vialは長期にわたり優れた吸着抑制を発揮することから、試薬の再調製や検証作業量が減り、作業効率の向上につながっているとのことです。
また、LC/MS分析においては、対象化合物の一部がNa付加体として検出されることが多く、検出したい本来のm/z(H付加体)での感度に影響することがありますが、Shim-vialはこのような現象が少ない、とのお声もいただいています。
Shim-vialは特殊な低アルカリ処理を施していることから、吸着の抑制のみならずバイアル由来の金属イオンの影響が少ないため、Na付加体の検出を抑える効果も期待されます。