CDAS™-1000 - アプリケーション
複合劣化促進ユニット
UV、Xe 照射によるポリスチレンの劣化指標物質の探索
水添加による加水分解の影響を評価するために水添加・未添加のポリスチレンに対して加熱温度40 ℃でそれぞれUV、Xe 照射し、水の影響を評価しました。
複合劣化促進解析ユニットによる劣化負荷

複合劣化促進解析ユニット
光源 | 加熱温度 |
---|---|
UV 照射:0、0.5、1、2、6、12 h |
40℃ |
分析装置を用いたサンプルの劣化分析
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劣化過程の発生ガスを評価
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劣化後の表面状態を評価
HS-GC/MS(劣化発生ガス)の面積値の変化
Acetophenone、Phenolは、UV・Xe照射時間が増加すると生成量が増加しており、また水添加の有無により生成量の差を確認できたのでポリスチレンの劣化指標化合物として適用可能なことが分かりました。
UV 照射では2h、Xe 照射では12hという短期間の試験で劣化し易さが評価可能です。
(注)時間は材料により異なります
出典:長谷川,マテリアルライフ学会第36回研究発表会要旨集2025;25-26