省スペース、高い拡張性

  • 狭い空間でも分析可能

    狭い空間に装置を設置をしたいという要望は強くなっています。間口の狭い場所では左側面を手前に向けて測定が可能です。
    起動スイッチのON/OFFや湿度インジケータの確認も正面/側面の両方向から可能なデザインとなっています。
    試料室一体型のATRでは、プリズムとFTIR本体高さが同じであるため、大きな試料をカットすることなく、そのまま測定することができます。

  • 狭い空間でも分析可能

 

  • 小さいボディ、大きい試料室

    A3サイズ以下のボディながら、自社付属品、市販の付属品を多数搭載可能な上位機種と同じ幅の試料室を備えています。
    様々なアプリケーションにこの1台で対応できます。

  • 小さいボディ、大きい試料室
小さいボディ、大きい試料室

誰でも簡単スタート

誰でも簡単スタート Irpirot

IR PilotIR Pilot

総数23個のアプリケーションをマクロ化し標準搭載。FTIRによる分析に不慣れな方でも分析目的と付属品を選択するだけで、簡単に分析ができます。パラメータの設定は必要ありません。また、一度操作したフローを登録することが可能なため、決まった手順で分析する場合には数回のクリックで測定から解析・印刷まで可能となります。

※LabSolutions DB/CS環境で使用する場合、定量分析には使用できません。

  • ※動画中にIRSpiritと表示されていますが、操作手順などはIRSpirit-Xと同様です。

  • ※動画中にIRSpiritと表示されていますが、操作手順などはIRSpirit-Xと同様です。

  • スペクトルアドバイザー機能
    (特許出願中)

    測定したスペクトルと測定事例を照らし合わせることで、改善策を提案します。
    この機能では、スキャンパラメーターや付属品、およびデータ処理におけるトラブルシューティングに関するアドバイスを提供します。
    これにより、質の高いスペクトルの取得が可能となります。

  • スペクトルアドバイザー機能

 

 

  • 異物分析プログラム

    異物として多く検出される物質のスペクトル(550データ以上)を収録した異物ライブラリと島津独自のアルゴリズム(特許第5205918号*1)を組み合わせて、測定された異物を高い精度で同定します。解析後、自動的に成分を判定し、レポートが作成されます。異物が混合物の場合でも、主成分・副成分を検索し、判別した物質の確度も表示します。混合物の成分数を指定する必要がなく、赤外分析に不慣れな方でも簡単に分析ができます。スペクトルを選んでから解析結果が表示されるまで、わずか数秒です。

    *1 第67回京都府発明等功労者表彰 発明考案功労者 最優秀賞受賞

  • 異物分析プログラム

 

 

  • 確認試験プログラム

    確認試験プログラムでは、標準品と検定試料のピーク波数とピーク強度比の差を計算し、合否判定結果をレポートにまとめることができます。各国薬局方や公定法に基準が記載されている場合には、このプログラムを使用することが可能です。なお、食品添加物公定書に記載されている57種類のスペクトルも標準搭載しています。

  • 確認試験プログラム

安心して導入できる信頼性

  • 上位モデルから引き継がれたテクノロジー

    高い安定性とスループット

    5000回/秒のダイナミックアライメントや、高輝度セラミック光源の採用

    汎用機レベルの高感度(IRSpirit-TX)

    温度調節機能付DLATGS検出器

  • ダイナミックアライメント

パラフィンオイル中のシリコーンオイルのATRスペクトル(繰り返し5回測定)

パラフィンオイル中のシリコーン(1.0%)を1回反射ATR法で繰り返し5回取得したデータです。左側は温調機能付きDLATGS検出器、右側は温調機能なしDLATGS検出器でデータ取得しました。温調機能を持たない検出器では装置内部の熱や測定環境温度の影響を受けることにより、得られるデータのベースラインに大きな揺らぎが生じています。一方温調機能付き検出器では非常に再現性のよいデータが得られていることがわかります。

パラフィンオイル中のシリコーンオイルのATRスペクトル(繰り返し5回測定)

 

安心の部品10年保証※2

  • 高輝度セラミック光源
  • 部品10年保証

    ※2 消耗品、FTIR本体以外の付属品、PCおよびその周辺機器、取扱説明書、治具類、2年目以降の作業費は保証対象外です。 消耗品には窓板やオプションの除湿器が含まれます。

耐湿設計による高い信頼性

アルミダイカスト干渉計

アルミダイカスト干渉計

高湿度環境を考慮した設計により、温度湿度など条件の厳しい環境下でも信頼して使用できる堅牢な光学系です。

  • 耐湿コート付きKBrビームスプリッタ(IRSpirit-TX/-LX)、もしくはZnSeビームスプリッタ(IRSpirit-ZX)*3
  • アルミダイカストボディによる密閉光学系
  • 電気・紙式インジケータ装備、ステータスモニター機能
  • 耐湿コート付きKBr窓板(~70%RH)もしくはKRS-5窓板(~90%RH)を選択可能*4、*5
  • 電気式除湿器を搭載可能(オプション)*6

*3 ZnSeビームスプリッタを搭載したIRSpirit-ZXでは、測定波数範囲は6,000~550 cm-1となります。
*4 結露がないこと。
*5 IRSpirit-ZXではKRS-5窓板となります。
*6 IRSpirit-ZXでは不要です。

除湿器の原理

除湿器の原理

窓板 KBr KRS-5
耐湿性 耐湿コート付き
設置環境上限:~ 70%RH
(結露なきこと)
設置環境上限:~ 90%RH
(ただし温度30 ℃まで結露なきこと)
波数範囲 350 ~ 7,800 cm-1
透過率 90%T 程度 70%T 程度
特徴 透過率が高く、高感度高湿環境では潮解する可能性がある KBr 窓と比較して
・ 耐湿性が高い
・ 透過率は低いため、S/Nは下がる

 

 

IRSpirit-Xシリーズの起動時(起動スイッチON 時)と 待機時(起動スイッチOFF、除湿器は起動)の消費電力

IRSpirit-Xシリーズの起動時(起動スイッチON 時)と
待機時(起動スイッチOFF、除湿器は起動)の消費電力

除湿器(オプション)による高い耐久性

固体高分子電解質膜を利用し、干渉計内の水分を電気分解して除去するタイプの除湿器を採用。常時光源をつけておかなくても、干渉計内を低湿度に保ちます。常時光源をつけておいた場合に比べて、除湿器を使用することで消費電力を約90%抑えられます。なお、IRSpirit-ZXでは耐湿性の高いZnSe製ビームスプリッタを採用しているため、除湿器は不要です。

 

便利な管理機能

初期化時に自動で装置状態を診断し、レポートを保存。装置管理に便利です。日常点検に便利な薬局方バリデーションプログラムも標準搭載。

自己診断機能

装置初期化時に自己診断を行い、信号系、光学系の点検を実施。各種装置情報を取得して、一つのファイルとして自動的に出力されるので管理が簡単です。
また、過去の装置状態をさかのぼって確認できます。

自己診断機能

ステータスモニター機能

装置の光源、半導体レーザー、装置内の湿度、窓板の接続( インターロック)、付属品の情報を常にモニターし管理します。

自動化・省力化

測定‒データ処理‒印刷といったルーチンワーク、確認試験、異物の解析など、いろいろな赤外分析を自動化、省力化。
ランチャーから、デスクトップから簡単に起動できます。

ルーチンワークをワンクリックで実行「簡単マクロ」

    • 装置初期化、測定パラメータの設定、スペクトル測定
    • データ処理、検索、定量、印刷
    • 繰り返し、メッセージの表示、音を鳴らす、外部プログラムの起動
  • ルーチンワークをワンクリックで実行「簡単マクロ」

同じ操作を何度も繰り返すようなルーチンワークには、簡単マクロ機能が最適です。プログラム言語の知識不要で、行いたい操作を順番に並べるだけでマクロプログラムにすることができます。作成したマクロプログラムは、ランチャー、デスクトップ等に登録して実行できます。FTIRの知識がなくても、間違えることがなく、速く簡単に実行できます。

PC1台でEDX/FTIRの制御から解析まで

1台のPCでEDXとFTIR両機種を制御することができます。また同じPC内にEDX/FTIR統合解析ソフト EDXIR-Analysisをインストールすることにより、手間のかかる異物解析を効率化します。

  • 異物解析用の統合解析

    • 「両方のデータを使って解析」をクリックしてEDX/FTIRデータを選択するだけで、自動で定性分析*7
    • 分析者任せであった手間のかかる解析を効率化し、異物分析を強力にサポート
    • 統合解析結果には、ヒットリストに加えてライブラリからヒットしたEDXプロファイルおよびFTIRスペクトルを表示

    確認試験用のデータ比較

    • ライブラリに登録されているデータと実測したデータの一致度を計算する「データ比較」機能搭載
    • サイレント チェンジ対策などの確認試験用途にも使用可能
    • 「印刷」ボタンをクリックすると、定型フォーマットでの印刷に加えてWord形式で保存することが可能*8

    *7 EDXプロファイルを用いて無機/有機/混合物に分類。分類毎に重み付けすることによって統合解析を実施(特許第06638537号)。
    *8 Microsoft® Wordをインストールしておく必要があります。

  • PC1台でEDX/FTIRの制御から解析まで
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