LabSolutions™ IR - 特長

フーリエ変換赤外分光光度計用データシステム

ネットワーク対応

 

 LabSolutions IRは,LabSolutionsファミリーです。LabSolutions DB IR,LabSolutions CSなどとともに,ラボの統合ネットワーク化を実現します。

LabSolutions CS

分析ネットワークに自由にアクセスできるLabSolutions CSは,すべての分析データがサーバーコンピューターのデータベースで管理されるので,ネットワーク上のどのパソコンからでもデータを読み込むことができます。利用者が多く,LC/GCのデータと一緒にサーバー管理して,ER/ES対応を行いたい方におすすめです。

LabSolution DB IR

1台のPCで安全なデータ管理ができるLabSolutions DB IRは,Labsolutions IRに分析データの管理機能を統合し,FDA 21 CFR Part 11やPIC/Sなどの規制に対応した製品です。本製品は,1台のPCでデータをまとめて管理されるお客様にとって最適な構成で,ネットワーク接続が不要,スタンドアロンに限定してER/ES対応を行いたい方におすすめです。

LabSolutions IR

従来のCLASS-Agentシステムとの接続が可能で,今までと同じ使い方をしたい方,システムの利用が少ない方におすすめです。

名 称 LabSolutions IR LabSolutions DB IR LabSolutions CS
データ管理の方法 測定したデータファイルをPCの
フォルダに保存して管理します
測定したデータファイルをLabSolutionsデータベースに
保存して管理します
データの参照先 PCのドライブ・フォルダ内の
ファイルを参照します
データベース内のファイルを参照します
LabSolutionsデータベース 使用できません 使用できます
(データベースはローカルPC上)
使用できます
(データベースはサーバー上)
CLASS-Agentデータベース 使用できます
(オプション)
使用できません
(CLASS-Agentデータベースの内容は
LabSolutionsデータベースに移すことができます)
ユーザー管理 使用できます
権限グループ管理 使用できます
プロジェクト管理 使用できません 使用できます
スタンドアロン / ネットワーク どちらも使用できます スタンドアロンだけ使用できます ネットワークだけ使用できます
(データベースマネージャーを使用して,閲覧用PCでLabSolutions IRのデータを閲覧することもできます)
データのバックアップ エクスプローラを使用して,
ファイルごとに行います
データベースごとに行います

豊富なライブラリと高度な検索

 

総数約12,000スペクトルのライブラリ

島津独自のライブラリから,一般試薬や高分子まで,豊富なライブラリを標準装備。
新たにライブラリーを購入しなくても,標準のシステムで,充分な定性分析ができます。

主な内容

  • 島津食品添加物ライブラリ(食品添加物公定法掲載物質)
  • 島津異物ライブラリ
  • 一般試薬
  • ポリマー
  • 医薬品・農薬
  • 無機物など
総数 約12,000スペクトル

 

高度なスペクトル検索

LabSolutions IRでは,高度な4つの検索方法と,総数約12,000スペクトルのライブラリを組み合わせて,標準のシステムで,充分な定性分析ができます。
IRsolution,HYPER-IRのライブラリも利用でき,市販されているライブラリー(サドラー,STJライブラリなど)も使用できます。また,測定されたスペクトルをライブラリにドラッグするだけで,ユーザーライブラリが作成できます。ライブラリ内のスペクトルの情報修正や削除も簡単にできます。

主な検索方法

  • スペクトル検索 島津独自の検索アルゴリズムを採用して,ヒット率が非常に高くなりました。
  • ピーク検索
    スペクトルがなくても、ピーク波数だけで検索が可能。
    チャートしかない古いデータの検索もできます。

 

※ IRSpirit-X用LabSolutions IRに装備されているライブラリのスペクトル数は,約2,000スペクトルです。

マクロ機能で自動化・省力化

 

 測定-データ処理-印刷といったルーチンワーク,確認試験,異物の解析など,いろいろな赤外分析を自動化,省力化。 ランチャーから,デスクトップから簡単に起動できます。

ルーチンワークをワンクリックで実行「簡単マクロ」

同じ操作を何度も繰り返すようなルーチンワークには,簡単マクロ機能が便利です。
プログラム言語の知識不要で,行いたい操作を順番に並べるだけでマクロプログラムにすることができます。
作成したマクロプログラムは,ランチャー,デスクトップ等に登録して実行できます。FTIRの知識がなくても,間違えることがなく,速く簡単に実行できます。

主な機能

  • 装置初期化,測定パラメータの設定,スペクトル測定
  • データ処理,検索,定量,印刷
  • 繰り返し,メッセージの表示,音を鳴らす,外部プログラムの起動

異物解析/確認試験プログラム

 

異物解析プログラム

異物として多く検出される物質のスペクトルを収録した異物ライブラリと島津独自のアルゴリズム(特許出願中)を組み合わせて,測定された異物を高い精度で同定します。解析後,自動的に判定レポートが作成されますので,赤外分析の知識の少ない方でも簡単に解析ができます。スペクトルを選んでから,解析結果が表示されるまで,わずか数秒です。

特長

  • 異物分析で多く検出された500以上の無機物・有機物・ポリマーのスペクトルを収録
  • 検索から判定・レポート作成までを自動化
  • 単なるスペクトル検索ではなく,スペクトルの特徴に着目したアルゴリズムを採用
  • 異物が混合物の場合でも,主成分・副成分を検索し,判別した物質の確度も表示

確認試験プログラム

日本薬局方や食品添加物公定書の「赤外吸収スペクトル測定法」など,各国の薬局方や公定法に記載されている確認方法に基づき,検定試料の良否を判定するプログラムです。
医薬品・食品の確認試験だけでなく,受入検査や出荷前検査などに活用できます。

特長

  • 標準品のスペクトルと検定試料のスペクトルの比較をしやすくする印刷機能
  • 標準品と検定試料のピーク波数誤差,ピーク間の強度比の誤差を計算し合否判定をしてレポートを印刷
  • 良否を判定するピークを入力しておくと,指定したピークのみを検出して印刷
  • 食品添加物公定書掲載の57物質のスペクトルを標準装備
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