糖鎖微量迅速解析システム2
MALDI Accurate Glycan Analyzer
簡便・高感度 糖鎖構造同定を実現

糖鎖微量迅速解析システム2は,糖鎖を高感度で検出できる四重極イオントラップ(QIT)を採用した MALDI-QITTOF MSを利用し,糖鎖構造同定を行います。このシステムには構造既知の糖鎖の実測MSnスペクトルで構成されたデータベースが収録されており,測定された未知試料のスペクトルとデータベースとをマッチングすることにより,高感度・高精度で簡便な糖鎖構造同定を可能にします。
QITによる多段階質量分析 - 糖鎖構造解析の流れ - >>
抗体由来N-結合型糖鎖の構造同定 >>
様々な糖鎖標識試薬へ対応したソフトウェア >>
システム構成
MALDI-QITTOF MS AXIMA Resonance®

AXIMA Resonance®は,四重極イオントラップ(QIT)を採用した唯一のMALDI-TOF MSです。独自のイオン捕捉・開裂技術を用いたQITが高感度のMSn測定を,TOF MSが高い質量精度と高感度測定を可能とします。
これらの独自技術によりAXIMA Resonance®は,糖鎖の構造解析に必須な高精度多段階MSnスペクトルを提供します。
インターフェースソフトウェア ”クライアント2”

AXIMA Resonance®の操作ソフトウェア“LaunchPad”に組み込まれたインターフェースソフトウェア“クライアント2”は,糖鎖構造同定作業を視覚的に表示し,複雑な分析・解析作業をサポートします。
検索ソフトウェア2/データベース*

検索ソフトウェア2のマッチングアルゴリズムが,データベースに収録された糖鎖のMSnスペクトルパターンと実測スペクトルを比較し,未知糖鎖構造の高精度な同定を実現します。
- ※この糖鎖微量迅速解析システムは,独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)『糖鎖エンジニアリングプロジェクト』の成果を活用しています。
- ※検索ソフトウェア2 は三井情報株式会社の製品です。
- ※データベースは独立行政法人産業技術総合研究所の著作物です。
※外観および仕様は改良のため,予告なく変更することがあります。