LabSolutions Insight Biologics - 特長
オリゴ核酸向け配列同定ソフトウェア
構造式の描画
オリゴ核酸配列の設定画面では入力した配列の構造式をリアルタイムに表示され、入力間違いを視覚的に確認できます。また配列に使用する核酸塩基、バックボーンリンカー、リボース、塩基修飾の追加、編集も行えます。

成分クロマトグラム
成分クロマトグラムは測定したMS1スペクトルを元に、価数違いや同位体スペクトルをすべて合算したものを算出しています。同定した不純物は成分クロマトグラムとしてTIC/BPIクロマトグラムに重ね描きや、UVとMSのクロマトグラムを同時に確認することもできます。

フラグメントカバレッジ
フラグメントのアサイン情報は強度情報や網羅性を意識しながら閲覧できるビュワーとしてフィルモード(図左)と系列の種類を意識しながら閲覧できるブランチモード(図右)の2つのモードによって使い分けることができます。

ワンランク上のユーザーエクスペリエンス
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LCベースの純度計算
波形処理したLCクロマトピークと同期したMSスペクトルのピークを情報を使用することによって、分離不十分なLCクロマトグラムでも成分の純度計算が可能です。 -
フラグメントレビュー機能
フラグメントスペクトルのアサインを示すカバレッジ表示を搭載しています。確認したい項目に合わせてカバレッジ表示を切り替えられます。レポート出力も可能です。
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同定結果の最適化
波形処理によっては、複数の保持時間に同一成分が検出されることがあります。同定結果を最適化するオプションによって、煩わしい解析結果の理解から開放されます。また、任意の成分は全ての検知されたイオンから構成されるため、価数ごとに出力された表を考察する必要はありません。 -
各イオン化極性の解析機能
イオン化極性は主流であるイオンペア試薬を用いたネガティブ極性によるイオン化スペクトルだけでなく、HILICによるポジティブ極性イオン化スペクトルも解析できるように
なりました。ネガティブでイオン化しにくいモルフォリノ核酸などを解析できます。
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MALDIスペクトルの効率的な解析
MALDI-MSではmzML形式でエクスポートされたデータを用いて1枚の同定用スペクトル、3枚までのフラグメントスペクトルを選択して成分同定・配列推定します。1価スペクトルが特徴的な装置に合わせた解析アルゴリズムが施されています。MALDIスペクトルを 使用する場合でも、同定結果の確認手順は他装置の場合と変わりません。シームレスなソフトウェアがデザインされていて、取り扱いのための学習コストを意識する必要がありません。 -
成分比較機能
バッチ行に対してや、1サンプル内での同定結果を簡単に比較することができます。

Data Integrity対応
米国 FDA 21CFR Part11、日本版ER/ES指針、EU GMP Annex11 等のガイドラインに準拠したデータ管理をしながらも、LabSolutions Insight Biologicsが開発効率化に貢献します。
データベース管理によるミスの防止
データベースを使い、分析データをセキュアに管理することができます。データベースで分析データの履歴を管理することで分析データの上書き、削除と言ったミスを防ぐことができます。
また分析データを再解析した場合、再解析データの版数を自動的に管理することができ、分析データは上書きされません。過去のデータの表示も簡単に行うことができます。

堅牢なセキュリティ
システムのセキュリティを強化する多くのポリシーを提供しています。例えば、電子署名のワークフローや、パスワードの最小長、有効期限などのパスワードポリシー、データインテグリティを確保するためのオーディットトレイルの設定など、運用に合わせて詳細にカスタマイズができます。さらに、データインテグリティに求められる基本的な項目を自動的にまとめて設定することもできます。 ※QTOFのデータインテグリティ対応については当社営業員に問い合わせください。
