CellTune - 特長
培養最適化支援ソフトウェア
統計解析に深い知識がなくても解析結果を取得可能
データクレンジング 解析レシピにより、データの前処理・解析を自動化
「実験条件と成績」、「LC-MS分析データ」の2種類のデータに対して、サンプルIDと培養経過時間で紐づけて1つのシートにデータ統合します。その後、欠損データなどの補完を実行して出力します。
※LabSolutions LCMSまたはLabSolutions Insightから出力したデータ
解析対象選択 細胞培養特有の計測パラメータで、解析データ範囲選択が可能
クレンジング後のデータに対して、解析するデータ範囲を選別して重要成分抽出を効率化します。
重要成分抽出 2種類の統計解析で、重要成分を抽出可能
データに対して、PLS(部分的最小二乗回帰)と相関解析を実施し、選択された各重要成分リストに対して、和集合または積集合をとり出力します。
重要成分リスト出力例
成分名と変数重要度(Vip)・相関係数の一覧表が出力されます。
substance_name | Vip:day5 | Vip:day6 |
---|---|---|
Histidine | 1.36354 | 1.328939 |
Cystine | 1.358055 | 1.327764 |
Tryptophan | 1.357963 | 1.316705 |
Phenylalanine | 1.351867 | 1.341002 |
Tyrosine | 1.351663 | 1.331608 |
Methionine | 1.350939 | 1.33506 |
… | … | … |
Thymine | 0.801899 | 1.011638 |
Vip(Variable importance for prediction):変数重要度を表すスコア
人にはイメージしづらい最適条件を提案
実験計画生成 AI自動最適化モジュールにより、多成分の実験計画を一括生成
一般的には1種の成分を最適化してから、次の成分の最適化を検討しますが、AI自動最適化モジュールを用いることで、多成分の一括最適化が可能です(本ソフトウェアでは8成分以内を推奨します)。以下は選抜した13成分に対して実験計画を生成した例です。
少ない培養実験数で効率的に最適条件を探索
実験計画生成 高性能な予測領域に対して重点的に実験点を選択して、実験計画生成
出力された実験計画に基づき、培養実験と評価を実施します。実験条件と成績をCellTuneにインプットし、AI自動最適化モジュールでデータを更新すると、次の実験計画が生成されます。このサイクル(逐次最適化)を繰り返し実行します。