GCMS-TQ™ RX シリーズ - 特長
トリプル四重極型 ガスクロマトグラフ質量分析計
Flexibility with Purpose
どんなニーズにも応える柔軟性
メンテナンスのダウンタイムを大幅に削減するマルチモード注入ユニット
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多彩な注入モードとスムーズなメソッド作成を実現
マルチモード注入ユニット(MMI) は、スプリット/スプリットレス(SPL)、プログラム昇温(PTV)、大量注入(LVI)、ダイレクト(Direct)加熱脱着・抽出導入(TD/TE)という多彩な注入モードを1台でカバーします。専用のインターフェースを備えたソフトウェアにより、簡便にメソッドの作成や移管が可能です。
測定性能とダウンタイム低減の両立
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島津独自の断熱技術により、高い温度安定性と高速昇温・冷却を両立しました。通常のスプリット/スプリットレス注入口と高いデータ互換性を維持しながら、ライナー交換などの注入口メンテナンスの待ち時間を大幅に削減します。
脂肪酸メチルエステルのクロマトグラム比較
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メンテナンスによる装置ダウンタイム時間比較
加熱脱着(TD)モードによる測定
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MMI は最大1200 ℃/min の高速昇温を実現しており、TDモードによる測定において、シャープなピーク形状を得ることができます。
異なる昇温速度でのTDモードのクロマトグラム(Methyl hexanoate)
多様な分析ニーズに応えるイオン源
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高感度イオン源
EI法によるイオン化において電子線の焦点を最適化することで、イオン化効率を最大限まで高めました。アトグラムオーダーでの検出が可能になります。
* TQ8050 RX に対応したイオン源です。
Smart EI/CI イオン源
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通常、イオン源で汎用的に利用されるEIの感度を損なわずに、イオン源を交換せずに CI法のデータを採取できます。EI法によるマススペクトルとCI法での分子量情報を組み合わせることで精度の高い定性を実現します。

SMCI ユニット
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従来の可燃性ガスに代えて、SMCIではメタノールをイオン源に導入することで、CI法の分析を行います。可燃性高圧ガスボンベを使用しないため、安全性が高く、ランニングコストも低減できます。

MRMモードによる多成分一斉分析からシングルGC/MSモードまでカバー
島津独自のUFsweeper技術は、コリジョンセル内のイオンを効率良く排出し、高いCID効率とイオンの高速搬送を実現します。これにより、高速分析においても十分なトランジション数を確保でき、MRMモードによる数百成分の多成分一斉分析が可能です。

農薬439成分(各5 pg/μL)の一斉分析例
GCMS-TQ RX シリーズは、シングルGC-MSと同等のマススペクトルやSIM測定結果を得ることができます。MRMやSIMによる定量からスキャンによる定性までこれ1台ですべてをカバーします。
フェニトロチオンのスキャン分析結果
NISTライブラリのマススペクトル
Proven Performance
揺るぎない性能
新たな高感度テクノロジー
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Off-Axis イオン光学系
コリジョンセルとQ3ロッドの軸を曲げる特許技術により、感度を低下させることなくHe準安定イオンなどのニュートラルノイズを取り除きます。
低ノイズかつ頑健性に優れた新検出器
GCMS-TQ8050 RXには、最新のノイズ除去技術と高増幅性能を兼ね備えた新型検出器(特許取得済)が搭載されています。Off-Axis イオン光学系との組み合わせにより、二段階のOff-Axis 構造を実現し、中性イオン由来のノイズを大幅に低減します。さらに、この新型検出器は頑健性にも優れており、長期にわたり安定した性能を発揮します。
新アーキテクチャ
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新設計のアーキテクチャによりベースラインノイズを極限まで低減しました。より微量濃度のピークを信頼性高く検出することができます。

堅牢性を備えた質量分析計
高感度・長期安定性イオン源
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島津製作所のイオン源は、フィラメントとイオン源ボックスの距離を拡大することで、フィラメント電位がイオン源内部へ与える影響を低減します。また、フィラメントからの輻射熱をシールドで遮断し、イオン源ボックス内の温度均一化を実現しています。これにより、イオン源内部に活性点が生じにくく、高感度かつ長期にわたり安定した分析が可能です(特許:US7939810)。

プリロッド付き四重極ロッド
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プリロッドを備えた高精度マスフィルターと、特許取得の電場制御技術により、高い質量分離性能を実現します。さらに、プリロッドが四重極への汚染を最小限に抑えるため、四重極のメンテナンスが不要です。

交換頻度を 1/5 にするロングライフフィラメント
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新技術のロングライフフィラメントは、従来比で 5 倍以上の寿命を実現しています。突発的なフィラメント断線による再分析やダウンタイムを大幅に抑制し、安定した運用を支援します。

Built for Evolving Labs
進化するラボとともに
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LabSolutions GCMS
ユーザーの作業を支援する Analytical Intelligence を備えたソフトウェアです。シンプルな操作性でGCとMSを同時に分析・解析できます。ユーザーの煩雑な作業を支援し、確実な分析を可能にします。

Smart MRM+ による柔軟なメソッド作成
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Smart MRM+ はデータ採取時間範囲を柔軟に変更できるため、ピークの保持時間がずれやすい成分やピークテーリングしやすい成分においても、データ採取幅を広げることで、成分の検出の見逃しを防ぐことができます。また、化合物ごとのイベント時間変更や、化合物の追加・削除も簡便に行うことができます。
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Smart MRM+ によりスキャン/MRM 同時分析メソッドの作成が可能です。MRMの定量分析において、スキャンデータからマトリックスの影響を確認することができます。 GCMS-TQ RX シリーズは、シングル GC-MSとしての性能も誇り、スキャン/MRM同時分析においても高品質なスキャンデータを得ることができます。
ショウガ中農薬(10 ppb)のスキャン/MRM同時分析
定量解析と定性解析を同一プラットフォームで実現
LabSolutions Insight は、スキャン /MRM 同時分析データの解析において、高感度な MRM データのターゲット解析とスキャンデータのノンターゲット解析を同一プラットフォームで実現します。

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A. MRMデータでターゲット解析
重要成分・感度重視の成分を簡単・確実にチェック
B. スキャンデータを Insight Explore GCMS でノンターゲット解析
埋もれたピークをデコンボリューションで発掘
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測定ワークフローのタイムマネジメント

ラボ内の各装置の稼働状態や連続分析の終了予定時刻をリアルタイムで確認できます。また、装置の起動・停止については、完了までの残り時間が表示されます。これにより、ラボ全体の生産性向上と業務効率化に貢献します。
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AIによる自動波形処理 
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AI 波形処理アルゴリズムを搭載したPeakintelligence for GCMS が、波形処理に要する時間を大幅に短縮し、さらに熟練者による解析に相当する結果を提供します。

Sustainable Laboratory Operation
サステナブルなラボ運営
ヘリウムガス不足を克服
貴重なヘリウムガス使用量を最小化
標準搭載のキャリアガスセーブ機能により、分析中のキャリアガス消費量を削減できます。
さらに、オプションのガスセレクタを使用することで、待機時のキャリアガスをヘリウムから窒素に切り替えられ、ヘリウムガスの消費を大幅に低減することが可能です。
代替キャリアガスによる確実な運用を実現
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ヘリウムガスに代わり、より低コストで入手性の高い水素ガスや窒素ガスをキャリアガスとして使用できます。GCMS-TQ RX シリーズは、高性能フローコントローラとキャリアガスの影響を抑えた設計により、装置構成を変更することなく、水素ガスおよび窒素ガスでも安定した測定を実現します。

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水素キャリアガス
水素は、感度と分離性能の観点から有力な代替キャリアガスです。オプションの水素センサを搭載することで、万が一リークが発生した場合でも、自動的に安全なスタンバイモードへ切り替わり、水素キャリアガスの安全な運用を確実にサポートします。
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窒素キャリアガス
GCMS-TQ RX シリーズは、最適な線速度範囲が狭い窒素キャリアガスにおいても、線速度一定モードを使用することで、ヘリウム使用時と同等の分離性能を実現できます。

地球環境にやさしい質量分析計 
省エネルギー
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GCMS-TQ RX シリーズは、消費電力を低減するエコロジーモードを搭載しており、島津独自の環境配慮認定「エコプロダクツ Plus」にも認定されています。分析時のランニングコスト削減に加え、CO2排出量を抑制することで、脱炭素社会の実現に貢献します。
環境負荷の高い廃棄物を減らす
粗引き真空ポンプにオイルフリー型を使用することができます。定期的なオイル交換作業がなくなり、オイル消費量を大幅に削減し、環境負荷の低減に貢献します。

Enhance Comfort in Analysis
日々の分析業務をより快適に

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ワンタッチで GC 注入口メンテナンス
工具を使用せず、指でレバーをひねるだけで GC 注入口を開閉できる「ClickTek ナット」を標準装備しています。インサート交換作業の負担を軽減し、メンテナンス性を向上します。
タッチパネルで簡単起動・停止
GCに付属する操作パネルから、Easy sTop* を直接操作できます。パソコンを使用せずに操作できるため、GC注入口やカラムのメンテナンスをより円滑に行えます。
*真空系を停止することなく、GC 注入口のセプタムやガラスインサートの交換をナビゲートする機能です。
複数のアプリケーションを効率化するTwin Line MS システム
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2本の異なるカラムを同時に MS に接続することで、真空を停止することなく、別カラムによるアプリケーションデータを取得できます。抵抗管を使用しないため、1本のカラムで使用していたメソッドや保持時間をそのまま適用することが可能です。

分析の生産性を向上させる Advanced Flow Technology
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分析時間を短縮 ─ バックフラッシュシステム ─
バックフラッシュは、目的化合物の検出後にキャリアガスを逆流させ、カラム内に残留する未溶出成分を注入口側から排出するシステムです。分析時間を短縮でき、生産性の向上に寄与します。

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1回の分析で複数のクロマトグラムを検出 ─ 検出器分岐 / 切替システム ─
検出器分岐は、分析カラムの出口を分岐して、1つの流路を複数の検出器へ同時に分配する仕組みです。これにより、1回の分析で複数のクロマトグラムを取得でき、多くの情報を効率的に収集できます。コストや測定時間を削減し、生産性向上に寄与します。
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1回の分析で複数のクロマトグラムを検出 ─ ハートカットシステム ─
ハートカットは、2種類のカラムを用いて分離を行う手法です。1本目のカラムで分離しきれなかった成分を、性質の異なる2本目のカラムへ導入し、追加の分離を行います。複数回のハートカット操作を行っても、後段のピーク保持時間は変動せず、安定した分離が可能です。

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直感的なソフトウェアインターフェース
複数カラムや検出器を組み合わせたシステムでも、視覚的に分かりやすいソフトウェアインターフェースにより、メソッド作成から分析までを簡便に行うことができます。

