LCMS™-8060

高速液体クロマトグラフ質量分析計

感度の向上はあらゆる微量定量測定を進化させ明確な違いを測定者に提供します。LCMS-8060の感度面での進化は,前処理の簡略化とサンプル注入量の削減を実現し,生産性の高い高感度定量分析を可能にします。

血漿中のベラパミルの超高感度定量

近年,少量でも高い効果が得られる医薬品が開発されるようになり,薬物動態評価などのバイオアナリシスにおいて感度への要求が年々高まっています。LCMS-8060によるベラパミルの分析では,0.1 pg/mL ‒ 50 ng/mLにおいて非常に高精度な定量結果が得られました。さらに,100 agの面積値RSDは5.08 % (n = 10) という非常に良好な再現性が得られました。

ベラパミルのMRMクロマトグラム

ベラパミルのMRMクロマトグラム

設定濃度
(ng/mL)
算出濃度
(ng/mL)
面積 RSD
(%, n=3)
真度(%)
0.0001 0.000100 2.97 100.3
0.0005 0.000508 6.15 101.7
0.001 0.000942 5.32 94.3
0.005 0.00491 3.54 98.9
0.01 0.00949 2.94 95.0
0.05 0.0511 2.14 102.4
0.1 0.0996 1.18 99.8
0.5 0.522 0.63 104.5
1 1.01 0.26 100.8
5 5.28 0.43 105.6
10 10.0 0.60 100.0
50 48.8 0.33 97.8

血清中のステロイドホルモンの分析

アルドステロンは体内でカリウムイオンとナトリウムイオン濃度の調整をしているステロイドホルモンです。通常の血中濃度は30 ‒120 pg/mLで,正常値を外れると血圧値に異常を生じます。LCMS-8060では,アルドステロンの標準試料の分析で定量下限(LLOQ)0.2 pg/mLを達成し,また0.2pg/mL ‒2000 pg/mLという幅広い定量範囲が得られました。さらに,標準試料の分析で用いたメソッドをヒト血清の分析に応用し血清中に含まれるアルドステロンの定量を行うことができました。

LLOQレベルのマスクロマトグラム

LLOQレベルのマスクロマトグラム

血清中に含まれるAldosteroneのMRMクロマトグラム

血清中に含まれるアルドステロンのMRMクロマトグラム

アルドステロンの検量線

アルドステロンの検量線

アルドステロンの定量結果

レベル 設定濃度
(pg/mL)
算出濃度
(pg/mL)
面積 RSD
(%, n=5)
真度(%)
1 0.2 0.190 13.2 94.8
4 2 1.96 1.4 97.9
7 20 19.9 1.2 99.6
10 200 189 0.3 94.5
13 2000 1846 0.5 92.3
16 20000 18613 2.6 93.1

※ 定量結果は間引きしています。    

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