LCMS™-8050

超高速トリプル四重極型LC/MS/MS

UFsensitivity

微量定量をスタンダードにする高感度

Heated ESIプローブ概略図:ヒーターを最下段に配置することにより,フロントLC配管中の移動相/サンプルへの熱伝導を抑え,ノズル先端から噴霧されるスプレーを選択的かつ効率的に加熱

Heated ESIプローブ概略図

Heated ESI プローブ

ESIでは,粒子径の大きな液滴は脱溶媒が追いつかず,結果的にイオン化されずにロスとなってしまいます。新しく開発したHeated ESIプローブは,ネブライザーガスの外側から高温のガスをスプレーに吹き付けることにより,大きな液滴の脱溶媒を助け,イオン化を促進します。これにより,さらに幅広い化合物の高感度分析が可能となりました。

TestosteroneのMRMクロマトグラム

ag(アトグラム:1x10-18g)レベルでも優れた再現性

定量分析においては,感度だけでなく定量精度が不可欠です。LCMS-8050による血漿中のVerapamilの分析では,500 ag - 50 pg において非常に高精度な定量結果が得られました。また500 agでも%RSD 2.77%の優れた再現性が得られています。LCMS-8050は,複雑なマトリックス中における微量成分の定量分析でも最高のパフォーマンスを発揮します。

Verapamilの定量結果

設定濃度
ng/mL
算出濃度
ng/mL
算出濃度
%RSD( n=6)
正確さ%
(n= 6)
0.000500 0.000501 2.77 100.2
0.00500 0.00496 3.98 99.2
0.0500 0.0506 1.21 101.2
0.500 0.493 1.31 98.6
5.00 4.89 1.81 97.8
50.0 51.6 0.65 103.2
Verapamil 500アトグラムのMRMクロマトグラム

VerapamilのMRMクロマトグラム

UFswitching

質・感度のロスがない高速正負イオン化切替

高感度分析×高速正負イオン化切替え5 msec

1分析をわずか1分で!高速正負イオン化切替を用いたCYP阻害試験

正負イオン同時測定を実施する場合,極性の切り替えに要する時間が定量精度に大きく影響します。LCMS-8050の極性切替時間はわずか5 msecであり,UHPLCのわずか数秒の細いピークでも十分なデータポイントを確保。UHPLCとLCMS-8050の組み合わせが高感度分析のさらなるスループット向上を可能にします。

正負イオン化切替時間が5 msec ながら定量精度が安定

LCMS-8050では,改良に改良を重ねた高電圧電源の採用により,わずか5 msec の超高速正負イオン化切替を実現しました。しかも,これだけ高速に正負イオン化切替を行っても,イオン強度が低下することなく,常に安定したデータが得られるのはLCMS-8050 だけ。わずか2~3 秒のUHPLCピークが同時に複数溶出するような場合でも,優れた定量結果を得ることができます。

高速正負イオン化切替(5 msec)を用いて測定した場合と
正イオンと負イオンを別々に測定した場合の比較

トータルスループットと定量精度の向上

UFscanning

信頼性の高い定量と定性を同時に

高感度 × 高速スキャン 30,000 u/sec

定量と定性を同時に!薬毒物12成分高速一斉スクリーニング

MRMとスキャン測定を組み合わせることにより,一回の分析で定量と定性の両立が可能です。LCMS-8050はスキャンスピードが速く,MRMと同時にスキャン測定を実施しても定量精度を損ないません。LCMS-8050は,常に信頼性の高い定量結果と確実な定性情報をご提供します。

薬毒物12成分(各1 ng/mL)のMRMをトリガーとしたプロダクトイオンスキャン測定

30,000 u/secでも感度低下や質量誤差を最小化

Bradykinin(MW 756.4)の
プロダクトイオンスキャンスペクトル
Precursor ion of m/z379.4

スキャンスピードとm/zに応じてQuadrupole(四重極ロッド)へ印加する電圧をコントロールすることにより,どのスキャンスピードでも高いイオン透過率を達成。さらに0.1 u刻みでスペクトルデータを採取しているため,常にハイクオリティなマススペクトルが得られます。LCMS-8050は,30,000 u/secの超高速スキャンでも感度低下や質量誤差を最小限に抑えます。

スペクトルデータの採取間隔の違いによるm/zのばらつき

Synchronized Survey Scan™ で効率のよい定性を

Synchronized Survey Scan(SSS)機能を用いることにより,MRMと様々なスキャンモードを組み合わせることができます。多成分の一斉スクリーニングなど,定量結果だけでなく,検出された成分のより詳細な定性情報がほしい場合に非常に有用な機能です。

1つのメソッドで1,000イベント登録可能です。各化合物に対して最適なコリジョンエネルギーを設定することができるので,必要な定性情報のみが得られ,非常に効率的です。

UF-MRM

高感度 × 高速MRM 555 ch/sec

濃縮なしで検出目標濃度をクリア!水質農薬29成分一斉分析

水質管理項目の検出目標濃度をクリアするために,通常は前処理により試料を500 倍濃縮して測定する必要があります。
高感度なLCMS-8050ならば濃縮せずに目標濃度をクリアすることができ,高感度と高速MRMの組み合わせが,これまでよりも簡便かつ迅速な多成分一斉分析を可能にします。

感度と高速性を兼ね備える UF Technology

高感度[ UFsensitivity ]を実現する新Heated ESI プローブ,新コリジョンセルUFsweeper Ⅲ。
質・感度をロスしない,高速正負イオン化切替[ UFswitching ]と高速MRM[ UF-MRM ]。
高速分析においてもハイクオリティなマススペクトルが得られる高速スキャン[ UFscanning ]。
LCMS-8050は,感度と高速性を兼ね備えるUF Technologyが結集しています。

UF-MRM


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Heated ESIプローブ
UFsweeper®Ⅲ コリジョンセル
イオン化ユニット

堅牢性と操作性を兼ね備えたプロダクトデザイン

過酷な連続分析でも高感度をキープします

LCMS-8050は,汚れに強いイオン化インターフェースはもちろん,装置全体にわたって堅牢性を重視した設計になっています。下記データは,Alprazolamを添加した血漿サンプルを除タンパクし,1000回連続分析を行ったときの,面積値をプロットしたものです。1000回のデータを通して%RSD 4.59%の優れた面積再現性を得ることができました。

ダウンタイムを短縮するメンテナンス性

「かんたんメンテナンス」を従来機から継承。サンプルを真空部へ導入するDL(Desolvation Line)やESIキャピラリーが短時間で簡単に交換できます。DLも真空状態のまま交換できるので,分析のダウンタイムを最小限にとどめることが可能です。

●DLの交換ステップ

●ESIキャピラリーの交換ステップ

豊富なフロントエンドソリューション

島津HPLCの優れた拡張性により,さまざまなニーズに柔軟に対応することが可能です。
島津製作所は,お客様のワークフローや分析内容に応じて
最適なフロントエンドソリューションをご提案します。

Nexera Method Scouting System, LCカラムと移動相選択画面

カラムと移動相選択画面

Nexera X2シリーズ

網羅的メソッド探索システム
 Nexera Method Scouting

● 専用制御ソフトウエアMethod Scouting Solutionと高耐圧・堅牢なカラムスイッチングシステムを用いて移動相とカラムを自動で切り換え,迅速で的確なメソッドス カウティングフローを実現します。
● 4種の移動相(水系),4種の移動相(有機溶媒),6種のカラムを使い最大96通りの組み合わせが検討可能です。

Co-Sense シリーズ

前処理カラム Shim-pack MAYIシリーズによる効率的な除タンパクと分析対象のトラップ

生体試料分析の効率化を追求したシステム
 Co-Sense for BA

● オンライン希釈トラップによる確実なトラップ濃縮で,高濃度タンパク質サンプル中の微量不純物の高感度分析を実現します。
● Shim-pack MAYIシリーズカラムが,高い除タンパク効率と低分子のトラップを可能にします。

1次元めLCでは従来の分離条件を変更することなく不純物ピークを切り出し,2次元めLCおよびMS検出器で不純物を分離・定量

極微量不純物の超高感度定量を追求したシステム
 Co-Sense for Impurities

● りん酸緩衝液やイオンペア試薬などHPLCのさまざまな分離条件をフルに活用できます。
● LC-MSではイオン化抑制が課題となるような,高濃度の主成分と十分な分離が得られない極微量不純物についても,トラップ濃縮後の2次元分離により確実な定量を可能にします。

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