DOSIMMUNE™
DOSIMMUNE

島津テクノリサーチ 株式会社
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INDUSTRY
低分子医薬品, バイオ医薬品
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キーワード
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紹介する製品・サービス
DOSIMMUNE™
Customer

落合 良介 様
医薬ライフサイエンス事業部
医療研究開発支援センター 応用科学分析G
副グループ長
*お客様のご所属・役職は掲載当時のものです。
島津テクノリサーチ 株式会社
インタビュー
島津テクノリサーチは受託分析会社で、私はLC-MSの受託分析を担当しています。製薬会社やアカデミア系のお客様が多く、バイオアナリシス(生体試料中のサンプル分析)に関わる分析が業務の中心です。
以前は、血しょうや組織がメインでしたが、最近は細胞や細胞の培地などを対象とする分析が増えてきております。

島津製作所から紹介を受けてDOSIMMUNEを知ることになりました。研究者のお客様からの免疫抑制剤の測定依頼のタイミングと重なり、DOSIMMUNEを利用することになりました。
<時短メリット>
最大のメリットは、メソッドが2分という短さです。 自社で、CycrosporineAのメソッドを構築して測定した経験があります。カラムスイッチングなしのグラジエントのメソッドで分析時間は10分程度でした。2分で分析が終了するので、サンプル数が多くても全測定が1日で終わります。業務を効率的に進められる点でこの高速分析を非常に気に入っています。
<簡便さ>
前処理法が簡便なところです。付属の溶媒を混ぜてチューブに入れるだけ。予め、内標準物質 25uL、抽出液350uLのトータル375uLのチューブを用意しておいて、サンプル50uLを順次添加していくのみなので、作業はとても簡単で、短時間でできるのが良いです。
<コストメリット>
島津テクノリサーチでは、メソッドパッケージ(脂質メディエーター、細胞培養プロファイリング、一次代謝物、胆汁酸)も利用しています。メソッドパッケージも十分に簡便ですが、メソッドパッケージに比べてのキットのメリットは、試薬、移動相やカラムを自分で一から買いそろえる必要がないことです。金銭面や、納期の時間面、両者ともにわずらわしさから解放されます。 あわせて、前処理や分析にかかる時間は上述の通りで、作業時間の削減などのコストメリットがあります。
既知濃度の全血標準品ではなく、既知濃度の標準物質を付属してほしいです。私たちは、受託分析機関であり、結果に疑義が生じないように配慮する必要があります。一般的な精度管理は市販の血しょうなどのマトリクスに既知濃度の標準物質を添加したサンプルを用いますが、市販と実試料のマトリックスの影響は異なる可能性があります。そのため、分析の信頼性を確保するために、お客様のサンプルに標準物質を添加して、測定する場合があり、それに要望の標準物質が必要となるためです。添加濃度分が正確に測定されていれば、分析の信頼性が高いと言えます。お客様のサンプルが余分に必要ですが、精度面で一番確実です。