
Nexera™シリーズ
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低分子医薬品, バイオ医薬品
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Nexera™シリーズ
Emcure Pharmaceuticals Ltd. 様は原薬製造と製剤,バイオテクノロジーを手がける グローバル製薬企業です。今回はインド本社(プネ)のAshok Chaudhari様にNexera,LCMS- 8030についてお話を伺いました。
Analytical Research
Principle Scientist
Mr. Ashok Chaudhari
*お客様のご所属・役職は掲載当時のものです。
Emcure Pharmaceutical Ltd.
URL
https://www.emcure.com/
お客様のお仕事内容をご紹介いただけますか?
私の業務は,原薬と製剤中の既知あるいは未知不純物を同定すること,また単離して構造解析することです。
島津LCMS-8030をお使いになる目的は何でしょうか?
私たちは,LCMS-8030を遺伝毒性不純物の定量や未知不純物の同定に使用しています。また,開発したメソッドのバリデーションにも利用しています。
何名くらいの方がLCMS-8030を使ってらっしゃいますか?
3名のスタッフで毎日使っています。
フロントエンドLCとしてNexeraをお選びになった理由は何でしょうか?
Nexeraは19000psiまでの高い耐圧で使用できる唯一のUHPLCなので,私たちはとても小さい粒子径のカラムで快適に作業することができます。このおかげで分析時間と分離能をフレキシブルに変更し,使うことができます。また,検出器フローセルの交換なしに汎用LCとUHPLCとして利用することもできるのです。MSフロントLCとしても理想的なシステムと言えます。 カラムオーブンCTO-30Aは小さいカラムを使う場合には十分ですし,カラム全体に均一に温度をかけることが可能です。
LCMS-8030の長所や利点はどのようなことでしょうか?
このシステムでは,MRM/SIMのメソッド最適化が非常に簡単です。Nexeraがフロントエンドなので分析時間がとても短く,それゆえにLCMS-8030の超高速分析のありがたさを理解することができます。 おかげで1日にたくさんのサンプルを分析することが可能になりました。
メソッド開発はいかがでしたか?
メソッド開発はとても簡単です。自動化されたMRMが最適なMRM条件を導きます。サンプルを注入しMSを走らせるだけで結果が出る,という全自動化されたメソッド開発プロセスです。
ソフトウエアについてのご意見もお聞かせください。
ソフトウエアはユーザーフレンドリーだと思います。
改良すべき点,拡張すべき点など,ご意見をお聞かせください。
Nexeraのカラムオーブンで,高温で長いカラムが使用できるものをデザインしてはどうでしょうか。
島津の技術,製品やサポートについてご要望をお聞かせください。
私たちは,HPLC,IR,UV,LCMSなど島津からの製品を数多く使用しています。 島津とその関連企業からのサービスやサポートは迅速でとても良いので,ダウンタイムを短くしてくれています。
Fast LCの出現によって,ラボのワークフローを加速するためのFast LC/MSが必須となりました。インドにおいては,医薬品の輸出やCROビジネスといった業界の背景からも,この事実は確固たるものとなっています。島津LCMS-8030トリプル四重極LCMSシステムは,そのような要求に適応した初めての製品であり,インド国内の多くのラボで見られるようになりました。今では遺伝毒性不純物の分析からBA/BE,食品安全分野の研究まで,幅広いアプリケーション領域において活用されています。
この度は,私たちShimadzu Analytical (India) Pvt.Ltd. (SAIP)が尊敬するお客様の1人であるAshok Chaudhari氏へのインタビューの機会を得ることができ,大変嬉しく思います。Chaudhari氏は,彼らのアプリケーションにおけるこの装置と技術に関し豊かな実務経験と見識を持ったすばらしい科学者です。Chaudhari氏の所属するEmcure Pharmaceuticals Ltd.はインド製薬業界におけるリーディングカンパニーのひとつであり,Chaudhari氏の部門では主に遺伝毒性不純物の同定と定量を行っています。
SAIPはMumbaiの中心地に6000スクエアフィートのラボを持ち,5社のビジネスパートナーと共にお客様のサポートを行っています。このカスタマーサポートセンターは2006年に開設されました。私たちは"Best for Our Customers"をモットーに,日々活動を続けています。