アミノ酸の高速分析

アミノ酸は, PITC(フェニルイソチオシアネート)試薬を用いるプレカラム誘導体化法によりPTC (フェニルチオカルバミル)誘導体に変換することにより, UV検出器を用いて分析することができます。 下図は,PTC-アミノ酸18成分標準液(各100 μmol/L)の分析例です。 30MPa以下の圧力領域における高速高分離が可能な超高速液体クロマトグラフProminence UFLCShim-pack XR-ODSとの組み合わせで,わずか4分以内に良好な分離が得られているのがわかります。

PTCアミノ酸18成分のクロマトグラム

PTCアミノ酸18成分のクロマトグラム

超高速液体クロマトグラフProminence UFLC

HPLCの高速化は,分離カラムに超微細粒子充てん剤を使用し,移動相流量を上げることで可能となっていきます。 一方で分析そのものの時間が短縮されていくにつれて,分析サイクルに占める分析以外の部分「オートサンプラの注入に要する時間」「グラジエント遅れ時間やコンディショニング時間」の割合が見逃せなくなってきています。
これらの課題を解決して,トータルの分析サイクルを無理なく短縮可能としたのが,Prominence UFLC です。