分析例解説と関連情報

ビタミン類は,微量で生体内の代謝に重要な役割を果たし,体内では合成できない,もしくは必要量を十分合成できないため,食料から摂取する必要があります。人では13種がビタミンとして認められ,それぞれの働きは種類によって異なります。ビタミン類は水に溶け易い水溶性ビタミン(ビタミンB群,C等)と油に溶けやすい脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)に分かれ,水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの分析は通常個別に行われます。

HPLCによる水溶性ビタミンの一斉分析例

水溶性ビタミンは極性の高い塩基性成分が多く,逆相モードでの保持が弱いため,一般的なODSカラムによる分析にはイオンペア試薬が用いられます。しかし,イオンペア試薬を用いた場合,グラジエント溶離が利用し難いため分析時間が長くなる,溶出の遅い成分のピークが広がるといった問題があり,また,移動相調製に手間がかかる,カラムのコンディショニングに時間がかかるといった課題もあります。ここでは,“Shim-pack MAqC-ODS I” カラムを用いて,移動相にイオンペア試薬を添加せずに水溶性ビタミンの一斉分析を行った例を紹介します。

ビタミン剤中の水溶性ビタミンの分析結果

ビタミン剤中の水溶性ビタミンの分析結果

 

主なアプリケーション

No. タイトル 装置
新規カラム“Shim-pack MAqC-ODS I” による水溶性ビタミンの一斉分析
HPLC
オフラインSFE-SFC-PDAによる市販サプリメント中のビタミンEの分析
SFE-SFC
トリプル四重極型LC/MS/MSを用いたビタミンD代謝物の定量分析
LC-MS
C70 LCMS-2020を用いた両イオン交換性カラムによる水溶性ビタミンの分析 LC-MS

関連情報

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