HITS-X シリーズ
- HITS-TXは最高20 m/sまでの任意の試験速度を設定することが可能です。 - HITS-TXはプラスチック材料の引張強さや弾性率の速度依存性の評価に適した装置です。 - 試作した軸心調整治具を使用することで試験の再現性が向上し、補正したチャック変位から弾性率を予測できます。
輸送機分野で利用される構造物などの材料は、衝突事故や落下衝撃など動的な変形が生じる可能性があります。そのため、従来より実施されている静的試験だけでなく、衝撃試験の重要性が高まっています。特にプラスチック材料は、粘性と弾性を併せ持つ粘弾性特性を示し、その力学特性は試験速度に依存することが確認されています。つまり、プラスチック材料の正確な力学特性を把握するためには、試験速度を段階的に変化させた測定を行う必要があります。 HITS-TXは最高20 m/sまでの範囲で任意の試験速度を設定することが可能であり、衝撃対応設計により振動ノイズが低減された装置です。また、油圧コントロールタイプであるため、試験中の速度減衰が少なく、プラスチック材料における力学特性の速度依存性の評価に適した装置です。 本稿では、脆性的な破壊挙動を示すアクリル樹脂(PMMA:Polymethyl methacrylate)と延性的な破壊挙動を示すポリプロピレン樹脂(PP:polypropylene)を対象に高速引張試験を行いました。弾性率算出時の伸び計測は、チャック変位計から簡易的に予測する方法を用いました。
2026.09.01
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