Nexera™ UC
超臨界流体クロマトグラフィーによる一連の分取精製ワークフローの効率化
ユーザーベネフィット
- SFCはLCに比べて低いカラム背圧で高流量送液が可能であり、分析時間短縮や分取精製のスループットの向上が可能です。 - 分取時に移動相の超臨界二酸化炭素が気化するため、分取後の乾燥や粉末化工程の労力を大幅に削減できます。 - 分離条件検討を、LabSolutions MDの分析スケジュール自動生成機能により効率化できます。
はじめに
超臨界流体クロマトグラフィー(Supercritical Fluid Chromatography:SFC)は、主たる移動相として超臨界二酸化炭素を用いる分離手法です。超臨界二酸化炭素は、その大きな拡散係数と低粘度により、液体クロマトグラフィー(LC)に比べて低いカラム背圧で高流量送液が可能であり、分析時間の短縮が期待できます。分取LCは目的化合物を精製する手法として医薬・食品・化学といった幅広い分野で使用されていますが、SFCを分取精製に適用することも可能です。分取LCでは、分取後に溶媒の気化や濃縮などの後処理が必要ですが、分取SFCは移動相の超臨界二酸化炭素が常温常圧下で気化するため、濃縮の手間を大幅に削減できます。分取において目的化合物を純度高く回収するには、他の成分や夾雑成分と分離した条件の確立が重要です。分取条件では、使用する試料量や移動相消費量が多いため、試料や移動相の消費を抑えられる分析スケールでの分離条件最適化後に、スケールアップおよび目的化合物の分取をすることが一般的です。本稿では、一連の分取精製ワークフローにSFCを適用した事例についてご紹介します。また、分析法開発支援ソフトウェアLabSolutions MDを用いて、分析スケールでの分離条件検討を効率化した内容も併せて示します。
2026.08.18
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