GCMS-QP™2020 NX
- 熱分解-ガスクロマトグラフ質量分析装置(Py-GC-MS)を用いることで、リサイクルPET繊維の判別が可能になります。 - 熱分解装置を使用することで、樹脂試料も簡便な前処理でGC/MS分析ができます。 - 当社の高分子添加剤ライブラリーにより、検出された化合物の添加剤の情報を得ることも可能です。
持続可能な資源循環の実現は世界的に重要性が高まっている課題であり、特にPET(Polyethylene Terephthalate)を中心としたプラスチック材料のリサイクルは、環境負荷低減に向けた取り組みの中で極めて大きな役割を担っています。そのため、リサイクルPET樹脂の価値が社会的にも商業的にも高まっており、実際にリサイクル材が使用されていることを科学的に調査することが必要となってきています。しかしながら、現在の試験法ではその識別が難しく、信頼性の高い識別技術の確立が急務となっています。 本アプリケーションでは、バージンPET繊維とリサイクルPET繊維の識別について検討を行いました。リサイクルPET繊維の原料となる廃PETは主にボトル由来です。ボトル用途のPET樹脂には結晶性を制御するため共重合成分としてイソフタル酸を添加することがあり、このイソフタル酸がリサイクルPET繊維に特異的に存在する可能性があります。 今回、Py-GC-MSを用いて、リサイクルPET繊維からイソフタル酸と推定されるピークを検出した事例を紹介します。
2026.07.14
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