LCMS-TQ RX シリーズ
トリプル四重極LC/MS/MSを用いた不溶物を含む水中PFASの分析
ユーザーベネフィット
- 新規開発された不溶物を含む水中のペルおよびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)分析マニュアルに準拠した測定を行うことができます。 - 環境水や農業用水などの不溶物を含む水に含まれる30種類のPFASについて、良好な回収率で測定可能です。
はじめに
PFASは優れた耐熱性や撥水性を有するため、広範な消費者製品や産業用途に使用されています。PFASは便利な機能を有する一方で、世界中の様々な地域における地表水、地下水、土壌、大気を汚染し、ヒトの健康などに悪影響を及ぼす可能性があるため、PFASに対する規制強化が世界的に進んでいます。飲料水を対象とした規制や分析法の開発は国内外において積極的に進められていますが、環境水や農業用水といった固体浮遊物などを多く含む水試料の場合、浮遊物の除去作業や浮遊物による回収率の低下などが懸念されるため、飲料水を対象とした分析法をそのまま適用することは困難です。 今回、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)から不溶物を含む水中のPFAS分析マニュアルが発行されました。多様な浮遊物が混在した少量の水試料であっても微量多成分PFASを抽出可能な前処理手法で、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC/MS/MS)を用いてPFAS一斉分析を行う方法です。 本稿では、LCMS-8060RXを用いて不溶物を含む水中PFAS分析を行った結果をご紹介します。
2026.07.09
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