LCMS-TQ RX シリーズ
トリプル四重極質量分析計を用いた食品中のPFAS分析 その11(ペットフード)
ユーザーベネフィット
- 本メソッドおよび前処理方法を用いることで、AOACが指針値を定める30種類のPFASを分析できます。 - 定量限界(LOQ)が低く、再現性にも優れた高精度な定量が可能です。 - 抽出にはQuEChERS法を使用しており、簡便で迅速な前処理が可能です。
はじめに
ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(Per- and Polyfluoroalkyl Substances, PFAS)は、1950年代以降、さまざまな製品に使用されてきた有機フッ素化合物の総称です。PFASは、環境汚染された場所での接触、食品の加工工程、包装材との接触などを通じて、食品中に移行する可能性があります。健康への影響が懸念されていることから、PFASを正確に測定できる分析法の重要性が高まっています。 本稿では、ペットフード中に含まれる低濃度のPFAS 30成分を対象に、QuEChERS法による迅速な抽出と、LC-MS/MS分析による単一試験室でのバリデーション結果を紹介します。良好なピーク形状、分離性能、高感度を実現するために、クロマトグラフィー条件および装置条件を最適化しました。本検討では、3つの濃度レベルで試料を調製し、それぞれ3回ずつ前処理および分析を行いました。精度向上のため、安定同位体標識された内部標準物質(ISTD)で補正し、マトリックス検量線を用いて定量しました。その結果、回収率と精度においてAOAC SMPR 2023.003の基準を満たす良好な結果が得られることを確認できました。
2026.07.08
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