MALDI-TOF MSによるヒト血漿中HIV抗レトロウイルス薬の定量分析

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ユーザーベネフィット

- 試料前処理を最小限に抑え、クロマト分離なしで迅速分析ができます。 - 内部標準法を用いることで、MALDI-TOF MSでも高精度かつ再現性の高い定量結果が得られます。 - FDAガイドラインに準拠した手法で、信頼性の高い分析が行えます。

はじめに

MALDI-TOF MS(Matrix Assisted Laser Desorption/Ionization Time-of-Flight Mass Spectrometry)は、操作が簡便で高感度な質量分析法として、さまざまな分野で利用されています。特に、化合物の分子量を迅速に確認する定性分析に広く用いられています。 一方、MALDI-TOF MSでは、試料スポット内における測定対象成分やマトリックスの分布が不均一になりやすく、イオン強度が変動することから、定量分析への適用は困難と考えられてきました。そのため、血漿中薬物の定量には主にLC-MS/MSが用いられています。 本稿では、卓上型MALDI-TOF MS MALDI-8030 EasyCareを用い、ヒト血漿中HIV抗レトロウイルス薬ロピナビル(LPV)について、内部標準法を用いた定量分析を行いました。FDAガイドラインに基づいて性能を評価し、MALDI-TOF MSによる迅速かつ簡便な定量分析が可能であることを示しました。

2026.06.17

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