IRTracer-100
- 赤外ラマン顕微鏡を用いることで、測定対象物を動かすことなく同一ステージ上で赤外測定とラマン測定が可能です。 - ラマン測定では前処理なく深さ方向の分析を行えるため、短時間で多層フィルムの層分析が可能です。 - 多層フィルムの成分を迅速に定性し、その分布をケミカルイメージを用いて明確に示すことができます。
食品や医薬品などの包装フィルムの役割の1つに製品の品質保持があり、多層フィルムがよく利用されます。これは、複数の単層フィルムを組み合わせて多層とすることにより、耐熱性や耐衝撃性、遮光性、酸素遮断性など、内容物に合わせて包装フィルムに様々な特性を持たせるためです。多層フィルムの各層における材質や厚みの確認は、新規材料の開発や品質管理において重要です。 赤外ラマン顕微鏡AIRsightは、赤外顕微鏡内部にラマンユニットを組み込んだ新しい顕微鏡です。これまで別々の装置で行っていた赤外分光分析とラマン分光分析をを1台で行うことが可能です。そのため、試料を移動させることなく、同一箇所における赤外スペクトルとラマンスペクトルを取得可能です。さらに、ラマン深さ測定を行うことができ、試料の前処理を行うことなく、深さ方向への分析が可能になっています。 今回は、AIRsightを用いて、包装材に使われる多層フィルムを解析した事例を紹介します。
2026.02.25
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。