OAD-TOFシステムを用いたマウス脳切片中脂質のC=C位置異性体分離MSイメージング

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ユーザーベネフィット

- OAD-TOFシステムを用いると、脂質のC=C位置の帰属を簡便・迅速に行うことが可能です。 - iMScope QTとOAD-TOFシステムは、スムーズに組み合わせることができます。 - iMScope QTとOAD-TOFシステムを用いると、脂質のC=C位置異性体分離MSイメージングが期待できます。

はじめに

脂質は、細胞膜の構成要素であり、シグナル伝達、エネルギー供給、皮膚バリアとして機能する必須生体分子です。これらの機能は、脂質の多様な構造によって支えられています。特に、脂質の炭素間二重結合(C=C)の位置は、生体膜の物性や代謝反応の基質選択性、シグナル分子の機能において重要な役割を果たします。Oxygen Attachment Dissociation(OAD)は、C=Cを特異的に解離するフラグメンテーション法です。本報告は、OAD-TOFシステムとiMScop QTを組み合わせることで、図1のようなワークフローで解析を進めて、マウス脳切片中脂質のC=C位置異性体分離イメージングを行いました。

2025.09.26

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