分析法開発支援システム
AIアルゴリズムによるグラジエント条件の自動最適化 -合成ペプチドの不純物分析への適用-
ユーザーベネフィット
-LabSolutions MDのAIアルゴリズムによりグラジエント条件を自動で最適化でき、LCメソッド開発にかかる作業を大幅に省力化できます。 -クロマトグラフィーに関する知見の有無によらず誰でもグラジエント条件の最適化が可能です。 -任意のピーク(主成分とその不純物など)に対して、設定した分離度のクライテリアを満たす条件を自動で探索します。
はじめに
一般的なLCのメソッド開発では、移動相やカラムの設置、分析スケジュールの作成といった「準備」を行い、「分析」を開始します。その後、得られたデータの「解析」を実施し、次の分析のための「準備」を再度行い、再び「分析」を仕掛けます。この作業の繰り返しでメソッド開発は進行しますが、分析者にとっては、繰り返しの分析スケジュールの作成に膨大な時間を要するだけでなく、得られたデータの解析結果に基づき最適条件を探索する過程では、クロマトグラフィーに対する知見も要求されます。つまり、通常のメソッド開発においては「人」の介入が必須であり、一連のメソッド開発の無人化・自動化による作業の省力化が望まれています。本稿では、鎖長、修飾の異なる合成ペプチドおよび関連不純物に対して、分離度のクライテリアを満たすグラジエント条件を、分析法開発支援ソフトウェアLabSolutions MD(Technical Report C190-0577)にて自動探索した事例についてご紹介します。
2024.11.12
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。