
GCMS-QP™2020 NX
- マイクロプラスチック(MPs)の前処理自動化により、作業工数の削減と再現性の高い前処理が可能となります。 - マイクロプラスチック自動前処理装置(MAP-100)で処理したMPsの材質解析は、FTIR+ATRで簡便にできます。 - 迅速凍結粉砕装置(IQ MILL-2070)を用いて試料を均一に粉砕することで、再現性よくMPsのGC-MS分析が可能です。 - 熱分解-GC-MSを用いることで、複数種類のプラスチックが混在した状態でもそれぞれの重量を測定することが可能です。
大きさ数μm~5mm程度の微細なプラスチックはマイクロプラスチック(MPs)と呼ばれ、海洋汚染や生態系に及ぼす影響が懸念されています。この背景を受け、世界各国で海洋、河川、湖沼など環境表層水中のMPsに関する実態調査や研究が行われています。MPsの材質解析には、フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)がよく用いられます。一方、ASTMD8401-24では、熱分解ガスクロマトグラフ質量分析計(Py-GC-MS)を用いた、水中から採取されたMPsの定性および定量に関する標準試験方法が公表されました。 本アプリケーションでは、河川から採取した試料を前処理し、FTIRおよびPy-GC-MSを用いてMPsの材質解析を行った事例を紹介します。
2024.10.01
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