短鎖オリゴ核酸分析に対する超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)の応用

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はじめに

オリゴ核酸の不純物分析に対する超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)の適用可能性を評価しました。SFCの移動相に用いる二酸化炭素の極性から高極性化合物への適用は難しいとされてきましたが、分析条件の最適化によりペプチドやヌクレオチドなどの極性化合物が分析可能なことが分かってきました。本研究では分析条件の検討を通してオリゴ核酸4-merが分析可能であることを示しました。比較検討の結果、モディファイア(共溶媒)に2-アミノエタノール酢酸を含むメタノールと水の混合液を、カラムにはShim-packTMUC-Diolllを用いることで、ホスホロチオアート修飾量の異なるオリゴ核酸4-merを分離できました。これらの結果はオリゴ核酸分析への適用可能性を示します。 本書はJournalofChromatographyAに掲載された原著論文1)を抜粋しています。

2024.09.06

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